一見良いことを言っていそうな旧規範は、「みんな発」の視点によって現実の役に立つ規範に塗り替える

>小さい頃、誰もが言われた「自分がされていやなことは、他人にしちゃダメ。」という一見相手発の規範は、個人主義者からみれば自分主義との違いとして主張する部分(公共性を考慮している部分)です。(85381鈴木さん)

まさに、一見、良いことを言っていそうな私権規範の一つですね。
「自分がされていやなことを他人にしない」これは相手のことを考えれば当然ではありますが、一方で、現在においては、回りに迷惑さえかけなければ、自由に好き勝手やって良いという裏返しの理屈に結びつきがちです。実は良いことを言っている様で、個人主義を正当化する文句であることに気が付きます。

「自分がされていやなことを他人にしない」では、目先の迷惑だけに気を使えばいいので、極端な話、全体がどうなろうとどうでもよくなり、みんながそれぞれに自由を謳歌しようと個人の私権課題にまっしぐらとなる、まさにこれが今までの私権社会、市場経済だったわけです。「自由」の欺瞞性もここにあると感じます。


鈴木さんの仰る通り、「自分発」から「みんな発」に意識を転換することで、「自分がされていやなことは、他人にしちゃダメ」は「みんながして欲しいことを自分がする」に転換するはずです。相手に対しても、「自分発」か「みんな発」かの違いで180度見方が変わるのを実感しています。

なお、「みんながして欲しいことを自分がする」を浸透するには、まずは自ら実践していくことが大切。まずは周りにいる人の期待を肯定視することで感じ取り、小さなことでも、それに応えていくことから転換は始まります。

白石寛隆