過保護空間をなくするには?

現在ーーー家庭、学校、仲間関係、企業ーーーあらゆる局面で過保護空間が増殖されつつある。再生産の根本には過保護空間で育った親が密室家庭で子供を育てる⇒過保護度合いが増大し⇒(家庭⇒学校⇒企業⇒社会)へと今や空気を読めない自己中の増大は留まるところがない。

昨今、多発するさまざまな自己中事件や続出する事故やトラブルを見て、根本的に何かおかしい、なんでこうなるのか?人々は自問し始めている。社会?家庭?個人?マスコミ?人々はその真犯人を見つけ出せずにいる。

しかしその真犯人は誰もが関与しているいたるところでの過保護空間にあると気が付けば答は早い。過保護空間をなくすことをみんなが考えるようになればよい。言い換えれば誰もが多かれ少なかれもっている自分の中の過保護意識の解体が中心課題である。

そしてそれが唯一できる可能性を持っているのは現在のところ家庭でも学校でも仲間空間でもない。かろうじて集団課題がある仕事集団=企業の中で作り出すし かない。仕事集団が成果をあげる上で最も必要なのは現在でも全体の足を引っ張る自己中の排除である。そしてそれを温存しているみんなの過保護意識である。 企業において過保護空間を排除することさえできれば、そこを機転に社会空間に広げていくことができるのではないか?(そこにしか可能性はない)

そして最初に排除すべき敵は自己中の人=個人ではなく、誰しものなかに残存している過保護意識、自己中意識の方である。そちらを勇気をもって解体し、本来の課題に向かっていく風土を作り出していくことが強いては集団を解体する自己中を排除していく事につながるのだと思う。

自己中の排除は共認原理による企業の再生=共同体の構築から始まる。
そして共同体の構築とは単に「自己中は人類の敵」という不文律の規範を組織の中に作り出すだけでよい。

田野健