授業技術以前の問題

世には優れた教育者も数多いるのでしょうが、あえてダメ教育者の現象を列挙すれば、
・社会性がない
・追求力がない
・評価圧力が働かない(馴れ合っている)
・何をしてよいか分からず、表層観念に迎合するだけ
・わがままな親の押し付けに流されている
・自分も不安なものだから、手を焼きすぎる
・結局、自己保身しか頭にない
といったところでしょうか。

私が問題にしているのは、何故こんなことになるのか、ということであって、授業技術云々以前の話です。それは、おそらく、教育者という職業倫理なり役割が曖昧であるということであり、これは、「教えることと考えさせることの区別」がままならない、とかそういう現場での諸々の悩み事より、さらに深い位相にある事柄だと考えています。

それから、「傲慢さ」「曖昧さ」と私がいったのは、もっとはっきり言えば、上記のより深い位相の問題に対して、教育者は、狭いパラダイムの中で思考停止し、表層的なスローガンに収束しているのではないかということです。授業技術の試行錯誤だけで、なんとかなる問題なのでしょうか、疑問です。

岩井裕介