既成観念の巣窟である大学の意味合いが急速に変化している。

>常に次代へ向かう人々の先端意識は、すでに私権収束から本源収束へと転換した。従って、現実は、既に大勢として生存圧力の場から同類圧力の場へ転換したと云えるだろう。

この文章を読み、そういう時代に入ったんだろうと考えていた時に、立花隆氏の「東大生はバカになったか」がヒットし、東大生の学力低下が話題になっていると聞いた。
そのあと証券アナリストという資格を目指す特別講座を組んだ大学、秘書検定、税理士、公務員などの受験を目指す学生を対象に就職実践講座を始める大学があり、学生には人気があるが、「まるで専門学校だ」と言って反対する声が学内に多いと言う記事が目にとまった。

これらの現象は、学生の意識がすでに転換し、大学がその変化に追随してしていくしかない状態に置かれているのだと思う。

その一方で、インターネットで世界の十三万人が参加した研究チームが、約四百万ケタという過去最大の素数を見つけた。これらの成果は今までであれば大学に独占されていたものでしょう。それが一般の人々が集まって、スーパーコンピューターをしのぐ新たな計算手法を確立してしまった。

これらの現象を見ると、旧来の大学と言うものがもう既に存在意義を失ってしまったように思える。

大西敏博