るいネットで、学校はもっと変わる

現実の営みというのは、様々な認識や技術や人々の意識が統合されたものとして存在しています。学校の教科というのは、その現実の断片を切り取って、効率よく修得することで現実に対応できるようにしようという方法論をとってきたと思います。(断片だから面白くないし、使えないし、だから覚えられない)

人類滅亡という状況は、現実の営みが滅亡に向かっているということであり、旧来の現実(=私権社会の現実)を対象化した学校教育や教科では現実に対応できなくなっているのは当然です。現在の専門家たちが生み出した認識や技術が社会不全という現実の答えを導けない以上、それを水で薄めた学校の教科が現実に対応できるものになっているはずがありません。

ここにきての総合学習の登場は、現実社会に学習のフィールドを求める「統合」への志向であり、学校教育側もこれまでの教育が現実とズレてきていると感じはじめてきたことの表われだと思います。

ただ、真の現実を対象化できているかは、まだ疑問です。教育の現場には、同類圧力や共認という概念はまだありません。新しい現実を対象化するためには、新しい認識や概念が必要です。それは、今のところ、実現論をはじめ、この場にしかありません。

意欲ある先生方が、るいネットに参加し、その認識を子供たちに語るだけでも、学校はもっと変われるし、時代の流れもずいぶん変わっていくと思います。

熊谷順治