子供達も「自在に考える場」でこそ活き活きする

先日、小学校の教師をしている女性と話す機会がありました。 最近彼女は他の先生方が見学に来る公開授業というのを行ったそうで、あまり準備に時間を割けなかったものの、実際にやってみると、見学に来られた他の先生方からは「子供達が活き活きと学習に取り組んでいますね」と高い評価をいただいたそうです。 ただ、本人は普段と別段違いも無いように感じていたため、ある先生に「どういう風にしたらあのように上手くいくのですか?」と尋ねられたりして少々困惑したとの事でした。 しかし、あれこれ話しているうちに「日頃授業を進めていく中では、子供がさっと正解を答えられるようにするというのはあまり大事ではなく、どう対応したら意欲を持って考えようとするかを意識することが大事やって思う。」という話を聞き、公開授業で高い評価を受けたのも不思議なことでは無いように思いました。 彼女は決まりきった正解を素早く見つける技術を伝えるのではなく、子供に反応充足を実感させ、子供はそれを原動力に様々な可能性を探索していたのでしょう。子供が「自在に考える」手助けをしているとも言えるように思います。 公開授業での評価はそうした姿勢が結果として現れたのでしょう。 また彼女のところへは中学校に進んだ教え子が「学校おもしろない」と言って訪ねてくるそうです。訪ねてきてくれるのが嬉しい反面、心配でもあるとの事でした。 今回彼女と話をして、子供達も「自在に考える」ことに凄く充足を感じること、しかし現在は継続的な「自在に考える場」が凄く少ないこと、またそれらは現在とても必要とされていることを強く感じました。そしてるいネットで彼女が感じているようなことが話されていることも伝えました。 私はあまり小学生や中高生に接する機会はありませんが、その周りの人たちに伝えることで広まっていけばと考えています。 西村秀彦