みんなでノル!

保護者にも生徒達にも、勉強は「一人よりみんなで突破」という認識転換をはかっています。 私:「みんな勉強するのに一番大事なことってなにか分かるか?」 生徒:「集中してやること!」口に出さない生徒も同感の表情。 私:「なんで?」 生徒:「みんな(多分、親や先生のことを指している)がその方が捗るって言うから。」 私:「そうやな。じゃあ、どんなときに集中できる?」 生徒:(数名の男子)「ノッテル時!」これが意外にすぐ出てきた。 私:「先生も今までの経験からいってそうやなぁ。そんな時って時間たつのも早いし…。ところで、ノルのに一人か大勢かはあんまり関係ないと思わないか?」 生徒:「…」 私:「多くの大人は『集中できる為には一人でないと』っていうけどそれは難しい言葉で固定観念のひとつやと思うねん。先生の考えは変わってるかもしれないけど『ノレることが集中できてること』で一人より皆で集まってやるほうが楽しくノレると思ってる。」 生徒:(ちょっと難しそうな表情) 私:「例えば、クラブの基礎トレでグランド10周するのにたった一人で走るのと、友人や仲間たちと混じって一緒に走るのとどっちがいい?」 生徒:「そんなん、みんなとの方がええに決まってるやん。」 私:「先生も同じ。一人だと孤独でしんどいだけやん。だから、誰か来るまで待ったりするの経験あるよね。仲間となら何となくたのしいし、ちょっとしんどくても仲間がいれば頑張れるやん。」「『頑張れる』ってことはいちばん『集中』してるってことやん。孤独に耐えて黙ってやるだけが集中とは違うと先生は思ってるんや。」 生徒:(黙って肯いてくれてる表情) 私:「アンタは集中できない子って学校の先生や親から言われたことがある人は心の中で挙手してごらん!」 生徒:(ほとんどの子は顔を見合わせてニンマリ。おそらく多い筈。) 私:「みんなの学校やクラブのお友達はどうや?」「先生は今の話を学校のお友達に是非伝えて欲しい。」 保護者との懇談でも集中できないという相談が以前より増えている。 自習室で何時間も勉強できる生徒は必ず仲間とやってきて互いに研鑽し合い、高い課題や目標に集中できている事例を数例挙げ、「一人だから逆に集中できないということもあるのですよ。そんな時は無理に家庭で一人でさせようとしないで自習室に来る友達を見つけることが最近の大きな突破口の一つですよ。」と伝えると多くの保護者は肯いてくれる。

神家佳秀