課題=圧力なき空間では劣化が進むだけ

現代の学校は温室空間と揶揄されることもあったが、単にひ弱な子供を作るだけではない。

唯一の圧力である仲間共認は『イジメ』を作り出し、その後、イジメを抑制する為に『否定のタブー』共認が登場した。
最近、この否定のタブーが生み出したものの一つに『イジられキャラ』があり、その劣化ぶりが一部に目立ってきている。

本来、仲間空間ではズレたりボケたりする当人に対し、皆が羅針盤となり、共認圧力をもって彼のズレを是正し共認機能を育むものである。
しかし、現代の課題なき集団においては、ズレていても何も問題はない。むしろ、解脱充足を生み出す役割を共認され、当人も嬉々として「おいしいキャラ」を続け、ズレた自分を正当化して行くようだ。

その結果、場が読めない=共認機能が未熟で、劣化した判断の横行が目立つ劣化回路の人物が社会に排出(≠輩出)されていくのである。

小学~大学まで16年間(あるいはそれ以上)も、現実の圧力が働かない空間に居続ける事は、成長を阻害するだけでなく、劣化が進行して行くばかりである。

辻一洋