学級崩壊のない学校

先日、法事で親戚が集まったとき、大阪市内の公立中学で 教師をしている、甥から面白い話を聞いた。 彼は以前、大阪市内の港区の下町の中学校にいたが 去年の春、大阪はいわゆる「ミナミ」といわれる 繁華街のど真ん中にある中学に配転されたらしい。 学校が変わり、まったく異なっていたのは学級崩壊 どころか授業中、生徒達がまったく私語を言わない静 かな雰囲気だった点である。また、イジメもほとんどな いという。 彼は以前の学校では学級崩壊で散々苦労してきただけに、 その違いには、大いに驚かされたようだ。 一見、繁華街なんかの中学のほうが、荒れがちと思ってしまう ものだが、現実はそうでなく理由ははっきりとしている。 ミナミの住人は飲食店などに従事している人々が多いわけであるが、 焼肉や韓国料理系の料理店が多くあるこの地域では在日韓国人の比率 が非常に高いらしい。 彼らには儒教の教えが未だ濃く根付いており、「親の言うことは絶対」 「先生は尊敬の対象」の規範がある。 不良といえる生徒はもちろんいるのであるが、この点は例外ではな いようで、生徒がタバコで補導されたときなどは、学校にその生徒の 父親が来て、教師達の目の前で子供を本気で殴り、土下座させ二度と迷惑 を掛けないことを誓わすのだそうだ。こんな時も絶対に生徒は反抗的な 態度などなく、親に本気でビビってるそうである。 当然のことながら、教師に文句をいう親なんか一人もいない。 むしろ、教師は親にとって感謝の対象であり、会うたびに嫌という ほど感謝の言葉をもらうらしい。 考えてみれば、こんな光景は以前の日本人社会でも当たり前に見られた 思うが、家庭から課題が消滅し、規範を失った結果が、自己中な子供達 であり、学級崩壊なのだろう。 コミキ