子どもたちが自由に遊ぶ内容を考える場所「プレーパーク」

子どもたちが自由に遊ぶ内容を考える場所「プレーパーク」を地域に設ける取り組みが広がっているようだ。(リンク集:全国主要 冒険遊び場 プレーパーク(リンク
以下、ある方の体験記を紹介、生き生きとする子どもたちの姿が目に浮かぶ。『「プレーパーク(冒険遊び場)」を、子どもと体験してきました!』リンク
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■脚立と竹を利用したボールころがし。見事ゴールさせるのは、意外に難しい! 
「ダメ!」を封印してみると、子どもの遊びがいかに縛られているかに気付く
「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーとするプレーパークには、決まったルールはない。とはいえ、「大人は口や手を出さず、子どもたちの遊びを自由に見守る」スタンスが基本。分かりやすく言えば、子どもが何をしていても、できる限り「ダメ!」と言わないということだ。
そう肝に銘じつつ、子どもたちの姿を目で追うと、いつの間にか砂場に移動して遊んでいる。大きなスコップで、深く深く掘られた穴…。いつもなら、「あんまり掘ったら危ないよ!」と言ってしまう気がする。そして、そばにあった水の入ったボールを穴の中にぶちまけて大喜び。いつもなら、「汚れるからやめて!」。大人の都合で、どれだけ子どもの遊びを制限しているか、改めて実感した。
「今日は何してもいいよ。着替えもあるから、好きなだけ汚していいよ!」。そう言われるのを待ちもせず、子どもたちは、今度は段ボールと固いボードでつくられた滑り台へ。靴や靴下を脱ぎ捨て、裸足で駆け上がっては、歓声を上げながら滑り降りる。「いい顔するなあ~」と、思わず親まで笑顔になった。
■プレーリーダーは、「遊び方」は教えない。素材を提供し、遊びを「見守る」役目
プレーパークには、必ず「プレーリーダー」と呼ばれる人物がいる。ただし、「プレーリーダーは指導者ではありません」と増谷さん。プレーリーダーとは、「遊び方」は教えるのではなく、子どもたちが自由にのびのびと遊べるような環境を整えたり、子どもの中に入って、対等の立場で仲間を繋げたりする役目をする大人のこと。率先して「次はこれをやろう!」と音頭を取ったりはせず、子どもたちを「見守る」のが基本スタンスだ。
「スタッフやプレーリーダーも、参加している大人たちも、子どもと一緒に楽しめばいいんです」と言って、竹でできたドームに上って行く増谷さん。すると、下の砂場で遊んでいた子どもたちが、「登っていいの?」と興味津々。「ダメなことなんてないよ」。子どもたちが一斉にドーム制覇に乗り出したのは言うまでもない(笑)。遊びの環境、遊びの「きっかけ」さえ見つければ、子どもたちはどんなことにも夢中になれる遊びの天才なのだ。
■「できた」ときの喜びや、教え教えられる人間関係を、遊びの中から学んでいく
ちなみにこのドーム、組んでいる竹の間隔を広くすることで、あまり小さい子は登れないつくりになっている。倉庫にしている小屋の屋根に登って遊ぶときも、はしご代わりのロープの玉の間隔を大きめにして、やはり小さい子は登れないようになっている。「安全面もありますが、『できない』という体験も子どもには大切。前回はできなかったけど、今回はできたとなると、その子のドヤ顔ときたら!」。増谷さんの言う通り、ここでは、どんなことも貴重な経験になる。
例えば、ハンモックでうまく遊べずに困っていると、小学生の男の子がやってきて、子どもたちに「もっと上のほうに乗らないと!」とアドバイス。どうやら真ん中に集まり過ぎていたようだ。また、ハンモックから出している足を見て、「それ、危ない」と教えてくれたり。「何度もプレーパークに足を運んでいるうちに、自然と、そういう役割をするようになる子どももいる」のだという。今日教えられた子も、次にはまた誰かに教え、いい関係が続いていく。
あなたの身近なところにもあるかもしれない、「プレーパーク」に出かけてみよう!
結局、プレーパーク終了まで遊びつくして、子どもたちは土埃で真っ白。車に乗る前に服を着替えさせていると、「今度はパパと来ようね!」とすでにやる気満々。親自身も、童心に帰って半日たっぷり楽しめた気がする。
実際、「大人のほうがハマった!」というケースも少なくないという。この日の参加者の中にも、どう見ても子どもたちより夢中になっているお父さんの姿も。「大人が楽しんでいるからこそ、子どもも楽しめるんですよ」と増谷さん。「家族で気軽に来て、一緒に楽しく過ごせたらそれでいいんです」。
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斎藤幸雄