高校に入ると仕事が減る

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特撮に出演する同じ年頃の子役を見て、「自分も出てみたい」と飛び込んだ芸能界。「大人がみんなでひとつのものをつくっていく様子に、ワクワクした」と当時を振り返る。
<中略>
■子役がぶち当たる壁、救った舞台の仕事
「子役にはよくある話なんですけど、高校に入ると仕事が少なくなるんですよ。役者としての使われ方が変わる、難しい時期なんでしょうね。僕も実際に経験して、高校時代は仕事が減ってしまったんです」
その時期に彼を救ったのは舞台の仕事だったという。
「舞台の魅力を知ったきっかけは、以前、共演したご縁で森田剛さんが主演の舞台、劇団☆新感線の『IZO』を観に行ったことです。その舞台を観て、役者というものが色濃く見えているなと思ったら、すごくやりたくなったんです」
その後、須賀は“いのうえシェイクスピア”『鉈切り丸』という舞台で、森田と再共演を果たしている。また、2015年から現在まで、漫画原作の舞台、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』で主演も務めている。同作は漫画を舞台化した“2.5次元ミュージカル”というジャンルで、原作も舞台も高い人気を誇る。
「漫画は漫画の世界で楽しむものというイメージしかなくて、2.5次元という世界があることは知らなかったんです。でも2.5次元の舞台に立って演じてみると、もはやカテゴライズやジャンル分けも必要ないのかなと思うようになりましたし、いい意味で、2.5次元に出るイメージがなかった僕が出たら、ちょっとジャンル全体のイメージも変わるんじゃないかと思っています」
ハイキュー!!』で須賀と共演している若い俳優たちに座長としての須賀について話を聞くと、「経験豊かなで大きな背中」という評判を聞く。しかし、当の須賀はいたって冷静だ。
「『ハイキュー!!』が座長としては初めてだったんですけど、周りが座長にしてくれた部分はあったのかなと思います。必要とされるからこそ、座長として立つという部分がありました。舞台をやっていると、みんな職人気質みたいなところが芽生えてくるんです。だから、幕が開いた瞬間に、自然とみんなが同じ方向を向いていたなと思います」
高校時代に仕事が減ったことで、向き合った舞台の仕事。それがいまの活躍の広がりにつながっている。
「この時期があったからこそ自分を見直すことができて、僕は本当にこの仕事が好きなんだなと実感できたんです。そこからはがむしゃらになって、どんな役でもやりたいという貪欲さが出てきたと思いますね」



す太郎