小学校の七不思議~実体のない一般常識が、子供の創造性を奪い、親を苦しめる

【小学校一年生を育てる絶賛困惑中のお母さんへ】ここが変だよ!小学校の七不思議 より引用リンク
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■創造性はいかに潰されるか
おもしろおかしく書いてきましたが、最後は少し真面目に書きますね。
あまり小学校や義務教育を敵対視はしたくないのですが、三年生から通い始めた息子と一年生から通い始めた娘を観察していると、
創造性や自由な思考は、小学校低学年で潰されてしまうのではないか
と感じてしまうことが多いです。
そして、頭の柔らかいこの時期に吸収したことは、今後の長い人生の中での基本的な思考フォーマットをかたちづくります。
「忘れ物をしたら給食のおかわりはないよ」と言われ続ければ、罰で人を動かそうとする人間になるでしょう。
絵の描きかたを一から十まで指示されてそれ以外を認められなかったら、主体性のないコモディティな人間になるでしょう。
■認知能力と非認知能力
確かに、小学校に毎日通わず家庭でのフォローもしなければ、目に見える点数は下がります。目に見える点数で表されるものとは、読み書き計算といった「認知能力」です。
ただし、小学校にすべてを任せることで、創造性や自主性といった「非認知能力」が著しく損なわれる気もしています。
そして、非認知能力は言葉通り目には見えないし点数で評価もできないんですよね。なので、認知能力よりもないがしろにされてしまう傾向があります。傾向というか、確実にそうです。学校は認知能力を評価する場所ですから。
繰り返しますが、小学校や義務教育を敵対視したいわけではありません。
ただ、「義務教育はゼッタイ」という観念を、小学校の先生がもう少し柔らかく捉えてくれたら嬉しいな、と思います(特に年配の先生がた)
ここで詳しく書く気はありませんが、「義務教育はゼッタイ」の観念は今後確実に衰退しますので。
■実体のない一般常識に苦しむお母さんたち
私のような神経が図太く周りの目を気にしない人間は、子どもが小学校に毎日行かなくても堂々としていられます。先生に「授業についてこられなくなるのでできれば毎日来るように言ってくださいねー」と言われても、「そうしますねー(笑)」とスルーを決め込むことができます。
ただ、周りの様子を見ると、それで苦しむお母さんがとても多い。
・親の義務を果たせていないんじゃないか
・母親失格なんじゃないか
・子どもの可能性を奪ってるんじゃないか
真面目に子どものことを考えているお母さんほど、そうです。
私のような無職のシングルファザーから見れば、子どものことを真剣に考えているし、栄養を考えて美味しいごはんをつくっているし、お弁当つくるために早起きもしてるし、パートやアルバイトをしている人も多いし、けっこう冗談抜きで
と思うことが多いのですが、当の本人は自己嫌悪に押し潰されそうになっていたりする。
とても悲しい。私はこんなあなたのことを素敵だと思っているのに。
そして、彼女らが何に押し潰されているかというと、
・あるべき母の姿
・義務教育の規範
といった、実体のない一般常識であるわけです。
「小学校の七不思議」と題して書いてきたのは、まさにこの「実体のない一般常識」のこと。小学校で子どもが遭遇するこの(常識)は、子どもだけではなく、親の意識にもじわじわと侵食してきます。
ただ、この違和感、ネガティブな気持ちと向き合う時間は、親として成長するのに必要なものだと思います。
自己啓発的な語り口になるのがほんと苦手なんですが、)「実体のない一般常識」と照らし合わせることで、「あなたが“快”と感じる規範」がわかるわけですからね。
■最後に
「小学校の七不思議」と題して、あなたを襲う「実体のない一般常識」について書いてきました。
残念なことに、そして同時に幸運なことに、この「実体のない一般常識」は確実にあなたの目の前に現れるでしょう。
さて、心の隙間にそうっと入り込むその悪魔と対峙したときに、どのような心持ちでいればいいか? どうすれば、私のように(笑)図太い神経でいられるか?
それを紹介して終わりにしようと思います。
以下の三点を知っておいてください。
・「実体のない一般常識」はあなたを苦しめるために必ずやってくる
・それは同時に「あなたが“快”と感じる規範」をつくるために必要な材料である
・「実体のない一般常識」よりも「あなたが“快”と感じる規範」に正直になろう
特別なことではないですよね。誰もが知っていることだと思います。
子どもの幸せだけではなく、お母さん自身の幸せを素直に求めてもいい社会になることを強く望みます。
そして世のお母さまがた
毎日がんばってるね
ほんとおつかれさま




根木貴大