江戸末期から明治初期までの教育制度の変遷

江戸末期から明治初期までの教育制度の変遷をまとめたサイトがあったので以下紹介します。
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教育の普及Ⅰ(新島襄、学制、教育令、学校令)
■ ・ここでは、安政7年から明治23年までの教育制度の変遷をみます。
 ・フランス式から、アメリカ式にかわり、最後はドイツ式に変化したことがわかります。この段階から、日本は、国家主義への道を歩むことになります。立憲君主といえばイギリスでもいいのですが、ドイツ式絶対君主制が日本人の指導者には肌が合ったのでしょうか。
■ ・1860(安政7)年、新島襄(18歳)は、オランダ軍艦を江戸湾で見て、西欧文明への憧れをもちました。
 ・1864(文久元)年6月、新島襄(22歳)は、上野安中藩を脱藩して、アメリカのア-モスト大学に入学しました。
  ・1868(慶応4)年、福沢諭吉(35歳)は、慶応義塾を設立しました。
 ・1872(明治5)年、学制(「学事奨励に関する被仰出書」)を布告しました。その内容・課題は、次の通りです。
(1)小学校教育の普及に努力する。
(2)アメリカ的自由主義的教育を採用しました。
(3)しかし、改革を急ぐ余り、地方の実情を無視したフランス式画一的制度を強制しました。
■ ・1874(明治7)年11月、新島襄(32歳)は、クリスチャン・カレッジ構想を訴え、5000ドルのカンパ得て、アメリカに来ていた外交官の森有礼の尽力で、日本に帰国することが出来ました。
 ・1875(明治8)年10月、ミッションスクールの神戸英和女学校が設立されました。のちの神戸女学院大学です。
 ・11月、新島襄は、山本覚馬・デヴィスらと同志社英学校を設立しました。のちの同志社大学です。
 ・1876(明治9)年9月、アメリカ人のクラーク(51歳)は札幌農学校(今の北海道大学)の教頭として着任しました。
 ・1877(明治10)年4月、東京開成学校と東京医学校が合併して、最初の近代的総合大学である東京大学となりました。
 ・9月、宮内省所管の学習院が設立されました。後の学習院大学です。
■ ・1879(明治12)年9月、学制を廃止し、アメリカ的自由主義的教育である教育令を太政官布告しました。それは、「地方官の監督を緩め、民度に適合した教育の普及につとめる」というもので、これを自由教育令といいます。その内容は、次の通りです。
(1)小学校教育の大綱のみを決定し、その運営は各地方の自主性に委任する。
(2)学制による画一的な学区区分を廃止し、町村が小学校の設置単位を決定する。
(3)最低就学期間を大幅に短縮する。
 ・1880(明治13)年12月、文部省は、アメリカ的放任教育を主とする教育令を改正しました。これを改正教育令といいます。その内容は、次の通りです。
(1)教育令の現状適応主義を改め、小学校教育に対する政府の責任監督を強調する。
(2)教育に対する国家基準を明示し、統制を強化し、教育の中央集権化を図る。
(3)初等科3年・中等科3年・高等科2年とする。
■ ・1882(明治15)年10月、大隈重信は、東京専門学校を設立しました。のちの早稲田大学です。
 ・1885(明治18)年9月、英吉利法律学校が設立されました。のちの中央大学です。
 ・1886(明治19)年3月、帝国大学を公布し、東京大学帝国大学と改称しました。以下、森有礼文相を中心に、1886年に制定された諸法を総称して学校令(ドイツ式)といいます。その内容は、次の通りです。
(1)国家主義的理想に基づいて、学校制度を統括する。
(2)帝国大学を頂点とする教育の中央集権化を図る。
 4月1日、師範学校令を公布し、尋常師範学校と高等師範学校の2つに分けました。
 ・4月1日、小学校令を公布し、「義務教育制」を初めて打ち出しました。
  ・4月1日、中学校令を公布しました。その内容は、次の通りです。
(1)尋常中学校と高等中学校の2つに分ける。
(2)府県立尋常中学校(5年制)は各府県に1校、高等中学校(2年制)は全国に5校設置する。
■ ・1887(明治20)年10月、東京美術学校(今の東京芸術大学)が岡倉天心らの尽力で設立されました。
 ・10月、東京音楽学校(今の東京芸術大学)が設立されました。
 ・1890(明治23)年3月、東京女子師範学校を女子高等師範学校と改称しました。
 ・10月7日、小学校令を改正しました(義務4年・3年。高小4・3・2年)。
 ・10月30日、教育に関する勅語を発布しました。これを教育勅語といいます。その内容は、次の通りです。
(1)敗戦までの教育の基本理念で、忠君愛国を強調しました。
(2)儒教道徳思想に基づき、家族国家観に立って、天皇制を強化し、天皇親署の勅語を各学校に配布・朗読させました。
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西本圭