大学の生き残りのため、学生は奨学金地獄に堕とされていく

2018年から18歳人口が着実にじわじわと減り始めるために、大学の経営破綻の連鎖が始まることは教育界ではもはや常識となっている。そんな中で学力も経済力もない学生を取り込むための奨学金は、今後の学生が地獄を見るようになっているようだ。
リンクより
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○役に立たない学歴のために借金する意味があるか?
大学の7割以上は私立大学なのだが、私立は私立であるがゆえに学費が高い。どれくらいかかるのか。
文科系学部の学費はだいたい385万円くらい、理科系学部の学費はだいたい520万円くらいかかる。これに、親元から離れて暮らすとなるとアパート代、通学費、生活費もかかってくる。
生活費等は親が何とか負担するとしても、学生は場合によって4年間で400万円近い借金を抱える可能性がある。こんな莫大な借金を背負ってまで大学に行く必要があるのか。
10年で返済するとしても1年で40万円、つまり月約3万3400円近い金額を延々と返さなければならない。
年功序列、終身雇用の時代であればまだ何とかなったのかもしれないが、もうすでに世の中は変わってしまっている。
普通の企業からは年功序列も終身雇用も消えていこうとしており、残る企業があったとしてもそんな安定した職業に就けるのはごく一部の人間だけである。
最近は、シャープや東芝を見ても分かる通り、安泰と思われた企業でも経営者が判断を間違えて迷走すると、企業は急激に凋落してリストラの嵐と化す。
いったんリストラされたら、次の就職先での待遇や賃金は普通は低下してしまう。そうなれば奨学金の返済はどんどんキツく厳しいものになる。
滞納すれば、どうなるのか。奨学金を出している日本学生支援機構(JASSO)は全国銀行個人信用情報センターに加盟しているので、基本的に3ヶ月以上滞納すれば個人信用情報に滞納情報が記録される。それがブラックリストになる。
ブラックリストに載ればどうなるのか。今後、クレジットカードが組めず、新たなキャッシングもできず、住宅ローンも組めなくなる。さらに滞納した分は年10%の延滞金まで取られる。
JASSOの2015年のデータでは、3ヶ月未満の遅延が発生している人は32万7512人、3ヶ月以上の遅延となっている人は16万4635人となっている。
借金地獄は想像以上に生活と精神を追い詰める。役に立たない学歴のために、こんな状況になった。それは、大学が生き残るために学生に負わせた借金である。
はっきり言おう。学生は食い物にされているのである。愉快な仲間と楽しい想い出で目くらましされて気付いていないのかもしれないが、返済を要する奨学金は後の人生の地獄になる。
弱者を食い物にする邪悪な世界が仕掛けたワナに自分が堕ちていないか、よくよく考える必要がある。
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蔵端敏博