夏休み明け相次ぐ子どもの自殺

1972~2013年に自殺した18歳以下の子どもは計1万8048人。
行動に移さずに踏みとどまっているだけで、苦しんでいる子ども達の数は計り知れない。
対策ではなく学校のあり方から変えないといけない。
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8月30日から9月1日にかけ、東京と埼玉で中学生や高校生計4人が首をつったり、マンションから転落するなどし、3人が死亡していたことが警察への取材で分かった。いずれも自殺の可能性が高い。子どもの自殺は夏休み明けに集中する傾向があり、専門家は注意を呼びかけている。
8月30日朝、東京都台東区で中学2年の男子生徒(13)がマンションから転落して死亡しているのが見つかった。渋谷区では同31日午後11時ごろ、高校1年の男子生徒(16)が自宅で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。警視庁は生徒が首をつって自殺したとみている。
 埼玉県所沢市でも同31日午前2時ごろ、県営住宅の敷地内で、近くに住む県立高校1年の男子生徒(16)が死亡しているのを住民が見つけた。埼玉県警は飛び降り自殺したとみている。生徒が通う高校は1日が始業式だったという。
 1日午前には、東京都八王子市の市立中学校で2年生の女子生徒が倒れているのが見つかった。4階の音楽室から飛び降りたとみられる。命に別条はなかったが、足や首の骨を折る重傷。市教委などによると、生徒は直前に友人に対人関係の悩みを打ち明けていたという。
 内閣府が2015年に公表した「自殺対策白書」によると、1972~2013年に自殺した18歳以下の子どもは計1万8048人。内閣府が分析したところ、多くの学校で新学期が始まる9月1日が131人と突出して多く、9月2日94人▽8月31日92人と9月1日前後も目立った。
 九州女子短期大の田中敏明教授(児童心理学)は「自殺や不登校は、いじめや友人関係だけでなく、成績や先生との関係など複合的な要因が多い。夏休み中は一時的に解放されるが、学校が始まると再び不安が高まる。新学期は危険な時期だからこそ、多くの人が気にかけているということを子どもに伝えることが大切」と指摘する。田中教授は対策として「担任だけでなく、養護教諭スクールカウンセラー、部活動の顧問など複数の教員らが連携して取り組む必要がある」と語る。




文太