学校で苦しんでいる人へ

学校で苦しんでいる人へ
 もしも、いま教師によって苦しい思いを抱えられている方がいたら、信じてもらいたいことが二つだけあります。
 一つ目は自殺しても解決には結びつかないこと。もう一つは信頼できる人に相談してもらいたいという点です。
 私が学校へ行きたくなくて悩んでいた中学2年生のころ「死んで先生たちにわからせてやろう」と思っていたことがありました。先生の「生徒指導」や態度に心の底から怒りを覚えていたからです。
 それを止めてくれたのは友人でした。友人は先生からの生徒指導によってケガを負い、転校したことがあります。その転校先で、ある生徒の自殺が起きました。自殺した生徒は学校中からいじめられていた生徒でした。しかし、自殺した翌日、その学校の校長先生は「彼は進路の問題で悩んで自ら命を絶ちました。みなさんには命の重みを考えてほしい」という旨の話を全校生徒に話したそうです。
 学校中からいじめられ、先生たちもわかっていたはずなのに「進路の問題」にされ、さらには「命の重みを」と話す。友人は、このエピソードを私に電話してくれ、さらに「死んでも先生は変わらない」と伝えてくれました。
 その一言が私の自殺への思いを断たせてくれました。残念ながら、すべての大人が人の痛みがわかる人ではありません。あなたが死んでなお、まったく反省しない人もいます。彼らのために命をささげる必要ないと考えています。
 いま苦しさを抱えている人は、すでに何度か他人に相談し、傷つけられた経験を持っているのではないかと思います。それでもなお、思いつくかぎりの信頼できる大人に相談してもらいたいと思っています。
 人の痛みがわかる大人もいるからです。私自身は自分が不登校になってから、親やフリースクールのスタッフが、その痛みに共感してくれました。どうか理解してくれる人がいることを信じて、相談をしてもらいたいと思っています。




す太郎