「教えない教育」で子供達の活力を再生する。①/2:子供達が持つべき「力」とは

学校は明治以来、先生と生徒の上下関係の中で「先生が答えを準備して、それをただ暗記することが勉強である」事だった。その結果、子どもたちを【黙って言うことを聞く労働者】に育て上げる」事で、命令に従順なだけの活力を失った人間を作り続けて現在の閉塞した社会を作り出した。この社会を変えていくには、子供達の教育の根底から変革しないといけない所まできた。
その突破口は教えない教育で、その記事を紹介する。
(引用開始)
*****************************
『これまでの教育は先生が生徒に教え過ぎた。これからは「教えない教育」だ』
MASADAYO.COM
リンク
僕は、現状の学校教育にかなりの問題意識を抱えてます。
周りと同じことしかしない。自分の頭で考えない。そんな人しか生み出していないですよね。このままでは、絶対に良い方向には進んでいかないでしょう。
なぜこんな風に、「先生が答えを準備して、それをただ暗記することが勉強である」とされるようになったのか。僕は高度経済成長と人口増加が原因にあると思っています。
どういうことか説明します。高度経済成長期に入り労働者の数が足らなくなってきた結果、もっと早く労働者を量産する必要が出てきますよね。また高度経済成長期における人口増加によって、従来の方法では増えた子どもたちを「さばけない」状態に陥ります。
その両方の問題を一気に解決する方法が、「子どもたちを【黙って言うことを聞く労働者】に育て上げる」ことだったんです。
その結果、「答えのある問題を暗記する訓練」をとにかくやらせるようになりました。【黙って言うことを聞く労働者】に必要な能力は、管理者から指示されたとおりに動くことだけですからね。自分の頭で考える力などは必要なかったのです。
当時はそれが最も合理的な判断だったのでしょうが、現在はそれほど子供の数もいません。むしろ学校の数が多すぎて希望すればだれでも大学に入ることができる時代です。
そんな時代に、従来の学校教育を続けていいはずがありません。絶対に変えなければいけません。
 
現状の教育における最大の問題点は「先生が答えを教え過ぎること」だと思っています。当時はこれが最も効率のいい教育方法だったのでしょう。管理者としては、指示したことを黙ってやってくれればいいんです。そのための訓練としては、答えを教えて暗記させることが最も簡単ですよね。
しかし先生がすぐに答えを教えてくれるから、子どもたちは自分で勉強しようとはしません。当然です。
「勉強はつまらないものだ」として、教師や親から教わっていますからね。つまらないことをやらなくて済むのであれば、だれもがそっちの道を選ぶでしょう。
 
では今後の教育はどのようにして変えていくのが望ましいのか。それは「子どもが自分の頭で考える機会を与え続ける」ことだと僕は思っています。
「どうしてそうなるのか?」「なぜ?」と考える機会が増えれば増えるほど、自分の頭で考える機会が増えていきます。
そして自分の頭で考える機会が増えていくと、今度は目の前の物事に対して一度疑うことを覚えます。「本当にそうなのか?」みたいな感じに。それによってさらに自分の頭で考える力を身につけることができるようになるのです。
他にも今後の教育で重視しなければいけない「力」を列挙していきます。
[課題発見・解決力]
まずは何が問題なのかを自分で考え、その問題をどうすれば解決できるのかまで考えられる必要があります。
 
[自らの考えや意見を論理的に発信する力]
どのようなアウトプットができるのかを考えたうえでインプットすれば、従来とは比べ物にならないほどの勉強効率が実現されます。
そのためには、自分の意見を発信する場を作ってあげて力を伸ばしていく必要があります。
 
[有用な情報を探し出し、総合的に分析し、新たな価値を考え、チームで形にしていく力]
情報を探し出す段階で分担(分業)することによって、チームとして活動することの意味が理解できるようになります。1人では何もできませんからね。
チームで活動すれば単純に1人の作業量は減りますし、自分の得意なことだけを担当することができるようになります。
 
[ゼロからスタートできる力]
子どもの頃にどれだけ勉強したって、大人になればその都度勉強しなければいけないことが出てきます。教育というのは、算数や社会の知識を暗記することを押し付けるものではありません。
本当の教育とは、分からないことに直面した時に自分で答えを探し出すことができる力を磨くことなんです。先生がいなくても学ぶことができる力を磨くためには、先生が答えを教えてばかりの教育は不必要です。
*****************************
(引用終了)→②/2に続く





松本幸二