「スマホ中毒の中高生」を救うただ1つの方法

スマホ中毒は何も中高生だけではないですが、特に中高生は学校教育の枠に嵌められ、行動がワンパターン化しているというあたりはその通りだと思います。
この記事では「間接的魅力」に出会う機会を与えるという方法があげられていますが、そのほとんどが「学校教育の枠の外」の活動であり、要は、社会の活動そのものに身を置き、発想力,認識力,追求力などを触発することが重要だということです。
結局、学校教育から脱却することがスマホ中毒から救う唯一の方法ではないでしょうか。
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スマホ中毒の中高生」を救うただ1つの方法
親が「やめなさい!」と怒っても効果はない
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▼「スマホやゲームが悪」といえるのか
(中略)
では、「スマホやゲームが悪」といえるでしょうか。筆者はそうは考えていません。
考えてみてほしいのは、「スマホやゲームが仮になければ、子どもははたして勉強するのか」ということ。もし、それらがなければ子どもが勉強するというのであれば、スマホが登場する以前、または家庭内にゲームが登場する以前には、子どもたちは皆、熱心に勉強していないとおかしいことになりますね。
スマホやゲームばかりで一日が終わるという状況になるのは、表面的にはスマホやゲームの問題です。しかし、それらがなければ今度は漫画かもしれないし、外で友だちとずっと遊んでいるかもしれない。ゲームセンターに入り浸りになっているかもしれないのです。それらの時間が、スマホやゲームにただ変わっただけということなのです。
ここを勘違いすると、対処を間違えることになります。勉強しないことが問題であって、スマホというツールそのものに問題があるのではないのです。ですから、スマホをどうこうしても問題の根本的解決にはなりません。つまり、「スマホばかりで勉強しない子をどうするか?」という問題は、「漫画ばかりで勉強しない子をどうするか?」という問題と本質は同じということなのです。
では、問題の本質は何でしょうか。それは、次のことです。
スマホよりも魅力的なものが見つかっていない
「勉強が面白くなさすぎる」(あえて「勉強がつまらない」ではなく「面白くなさすぎる」と強調して書きました)。
要するに勉強よりも楽しいものがあれば、そちらに気持ちが動くはずなのです。外遊び、漫画やゲーム、スマホよりも、本を読むことが楽しい子どもは本を読みますし、勉強の楽しさを知っている子は遊びばかりに没頭しません。ということは、スマホばかりの子は、勉強はもちろん、スマホよりも魅力的なものが自分の周囲に見つからないということなのです。
しかし、理屈はわかっても、現在、スマホばかりに没頭している川嶋さんの娘さんの場合、具体的にどうすればいいのかということが気にかかることでしょう。その子にとって面白くなさすぎる勉強を、いまさら「面白いと思え」と言ったところで焼け石に水ですから。そこで次の観点で考えてみてください。「間接的魅力」という方法です。
間接的魅力とは、自分の人生の方向に影響を与えかねない出来事や、人、場所、物と出会い、それに関心を持ち、引き込まれることで、勉強が「間接的に必要である」と認識するやり方です。
通常、この勉強への間接的魅力には、“偶然”出会います。テレビで見た宇宙の番組で魅力を感じ宇宙飛行士や学者への道に進むとか、子どもの頃にたまたま入院してそこでお世話になった医者に魅力を感じ、医学部を目指すようになったという話は山ほどあります。何かしらの原体験があって、そして“たまたま”出会った、そのような刺激によって、勉強という行動につながっていくことはよく知られています。
しかし、普通に暮らしていて “たまたま”に出会う確率は必ずしも高くありません。この“たまたま”を増やすには、出会う場を増やすしかありません。高校生は一般的に行動範囲が狭く、ワンパターンの生活をしていることが多く、心が引き込まれる刺激と出会う確率は日常生活の中では極めて低いことでしょう(もしかしたら、親にとって皮肉なことにスマホの中で子どもが自分の将来とかかわる出来事・刺激に遭遇することもあるかもしれません)。
▼何が子どもの心に引っかかるかはわからない
そこで、この“たまたま”という偶然を増やすための方法として、ざっと思い浮かぶありきたりの方法だけでも、次のようなことがあります。
・アルバイトやインターンをする
・親が出掛ける場に連れていく
・親の仕事の話をする
・小学生や中学生に勉強を教えさせる
・家族旅行の企画を一緒に考える
・長期休みのイベントに参加させる
・講演会に連れていく
 
これらは特別なアイデアでもなく、世の中で一般的に言われるような内容ばかりです。しかし、このようなことすらも実際にはやっていないことも少なくないのではないでしょうか。
(以後略)
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(引用以上)




小平健介