企業が教育を担っていく場が増えてきている!

産学連携が進められている現代において、学生だけでなく「企業」も学ぶことができる場が始まっている。

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中小企業と学生が〝共に学ぶ〟体験塾が東大阪市で始まった

全国有数の工場集積を誇る大阪府東大阪市高井田地区。2008年に始まった高井田モノづくり体験塾が、「東大阪モノづくり体験塾」へ衣替えした。地区の拡大とともに、中身が大きく進化している。最大の特徴は、目的や体験内容の制約を廃したこと。体験塾代表の西藪和明近畿大学理工学部教授は「得られるモノは企業や学生次第」とし、白紙から生まれる思考と努力の双方を期待する。

~中略~

―学生と企業双方が学ぶ基盤として機能しています。
東大阪は技術を持つ企業がたくさんある。しかし町工場がすごいとは限らないし、学生も授業だけでは現実のモノづくりに対応できていないこともある。企業と学生は互いに学ぶべき点が多い。中小企業は長年の経験だけでなく、科学的な説明力や改善に関する分析、測定を必要とされる時代に来ている」

―具体的には。
「多くの場合、大企業の現場技術者は大卒。理論的な説明を欲するが、中小企業は普段の現場の言葉でしか語らない。学生を受け入れる体験塾を通じ、外部の人に伝える手法の確立と、大学を活用した新規開発や品質改善につなげてほしい」

―学生にとっても貴重な体験の場です。
「学生は実際の現場の技術を深く学び、大学の設備を使ってより良くする視点を持って研究し、社会にフィードバックしてもらう。就職に関しては、その企業に就職しなくても将来的に仕事で役に立つことがある。例えば溶接や金型、熱処理の技術を持つ企業がどこにあるか把握しておけば、家電や自動車などのメーカーに就職した際、新たな協力会社を探す上で有利だ」

―産学連携を起こす“装置”の役割が期待されます。
「体験塾をきっかけに学生と社員がつながり、現場レベルの連携が始まることを期待している。第1回の体験塾はまだ原型。今後は経済、経営、デザインなど文系学科にも入ってもらい、さまざまな観点からモノづくりに変化を起こしたい。近畿大以外の大学にも協力を要請する。東大阪や近隣都市全体をモノづくり人材と企業が成長する場とし、そこかしこで産学連携が始まる環境を目指す」

参考:リンク
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二島圭入