目標通過率は子どもの選別

教科書のいろいろな単元にはいろいろな目標通過率というものがあります。
だいたい目標通過率70%というものが多く見られます。

目標通過率とは、ある単元の内容について、クラスの70%の子どもが理解したら(あるいは正答したら)次の単元に進んでも良いというものです。

例えば、正三角形には3本の線対称の軸があるが分かったら、正方形、正五角形、正六角形・・・というふううに進んでも良いというものです。

はじめから、30%の子は分からなくても良いという設定なのですね。

逆に考えても同じことです。70%には分かるように教えましょうというふうに都合の良いプラス思考で考えたとしても、「せいぜい70%の子どもにしか分かるはずがない」と見下しているのですね。

3割切り捨てて7割を対象にしているとしても、せいぜい7割くらいの子しか合格しないだろうと想っているにしても

● 多くの子どもたちを選別するために学校は存在する。

● そして先生にも全員対象化することを期待していない。

● ましてや来月には分かるかもしれないという未来にも期待していないし、季節外れに結実しても評価はしない。

● こどもたちも親御さんもそんな選別機関の単なるスケジュールとのズレに深刻に悩んでいるのです。

桜の開花でさえ毎年数日ズレるのに、考えて、刷り合わせられる人類が、子育てにおいて時計のように育てと強いるのは、それがおそらく人類滅亡の一因となるかもしれないほど危険なことだと考えています。

 

 

 


佐藤英幸