自殺を招く「LINEいじめ」 対策おくれる教育現場の現状とは?

学校のいじめの現状について
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LINEいじめの現状 

LINEとはどんなツールか

LINEとは、LINE株式会社(旧:NHN Japan)が提供するインスタントメッセンジャーです。
スマートフォンタブレットなどを用いて、気軽に友人とインターネット電話やテキストチャットなどを楽しむことができます。
メールや電話に比べて、手軽なことや利用が無料なこと、様々な機能の利便性から、若い世代を中心に幅広く利用されており、Z会の調査によれば、高校生の約7割がLINEを利用しているとされている。

LINEいじめの件数は大きく増加

しかし、中高生への普及に伴い、LINEいじめという問題が新たに浮上しました。
LINEいじめとは、LINEというアプリケーションの性質が引き起こされるもので、今までのいじめとは性質の異なるいじめのことです。
全国webカウンセリング協議会によると、LINEをめぐるトラブルやいじめについての相談件数は、2012年の35件から2013は497件、さらに2014年は7月までに1036件と急増しています。
協議会に相談が寄せられていないLINEいじめも多く存在すると思われます。
したがって、実際に起こっているLINEいじめの件数はこれの何倍もの数であると推測でき、教育現場にとって大きな課題となっていることは間違いありません。
以下でいくつかのLINEいじめの事例をご紹介します。 

LINEいじめの事例 

熊本、高1女子が自殺 LINEでいじめと学校側認める
熊本県教育委員会は22日、熊本市の県立高校1年の女子生徒=当時(15)=が昨年8月に自殺していたと発表した。県教委と高校はいじめがあったと認め、自殺との因果関係を調査する。
県教委によると、寮で生活していた女子生徒は昨年6月28日、同じ寮の同学年の女子生徒に、身体的な特徴をからかう言葉や身体に危害を加えると脅すような言葉をLINE(ライン)に書き込まれたという。
いじめを受けた女子生徒の保護者が同日、高校に相談し、直後から高校は書き込みをした女子生徒や寮生らへの聞き取り調査を実施。昨年5月~6月末にかけても、同じ女子生徒に私物を隠されたり、携帯電話を無断で使われたりする行為があったとしている。
記者会見で校長は「精神的な苦痛を感じさせる心理的圧迫があったと思われ、いじめに当たると判断する」と説明。「その後の指導で生徒らは和解できたと認識しており、このような事態になったのは痛恨の極みだ」と述べた。
女子生徒は、実家に帰省していた昨年8月17日朝、自宅で死亡しているのが見つかった。(2014年10月23日産経新聞

このように生徒が自殺まで追い込まれるなど、LINEを発端とした痛ましい事件も複数発生しています。
後述しますが、LINEいじめには従来のいじめとは異なったきっかけや過程があります。そのため、教師の発見が遅れることやそもそも発見できないこと、などが深刻化の一因となっているようです。

 

 

 


大越菜央