3つの視点から考える塾業界の課題

塾業界の課題について

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塾経営者視点の現状・課題・将来像


学習塾の動向については、2020年度の大学入試改革や学習指導要領の改定に伴って様々な変化が求められる時代となってきています。少子化で子どもの数が減少し、子ども1人に対して行なう教育の質を求める風潮は加熱しています。小学5・6年生の外国語活動の正式教科化や大学入試における英語4技能評価変更など、早期の段階からの英語教育ニーズが高まっているのも大きな変化点です。

こういった現状の教育に関する動向にしっかりとついていき、親御さんや子どもたちのニーズにあった指導を行なうことが出来る塾のみが生き残ることが出来る時代へと近づいています。英会話教室が大学入試対策講座を開講したり、学習塾が英会話教室を買収するといった動きが見られ、英語と受験に関するノウハウが求められているようです。こうした形で消え去ってしまう塾が多い中、生き残るのに必要なことは、自社の強みや特徴を理解しニーズとマッチングさせ、そのことをインターネットなどで情報発信していくということです。近年の保護者は、自分の子どもの性格や勉強への取り組み方に合った塾を選ぶため、複数の祝からパンフレットを取り寄せて違いを理解し、選ぶようにしています。塾としての方針と、それをより多くの保護者に「伝える」ということが将来への成長へと繋がる鍵となっています。

•親御さん視点の現状・課題・将来像


今日では塾の数が49000校を超え、大きなグループ塾から個人経営に塾まで幅広くあります。これだけ多くの種類の塾があると、選ぶ方も一苦労です。こうした数ある塾の中から、保護者が選ぶ際に重要なのは、成績の伸び率や指導教員の印象ではありません。自分の子どもに合った指導を行ってくれるかという点です。

先程も述べた指導方法の違い、集団指導と個別指導を例に上げてもそうです。集団指導は大人数で早めに授業が進むため、学校の内容を先回りできると考える方もいますが、今学校で習っている内容を理解していなければ先回りしても躓くことがあります。また内気で質問が苦手なこの場合はわからないまま帰ってきてしまうかもしれません。個別指導では、こうした悩みを解決することが出来ます。ただし人懐っこい子だと先生と遊んでしまい、勉強にならないというパターンも有ります。子どもの性格や勉強の現状に合わせて塾を選ぶようにしましょう。また将来どうなりたいのか、何を目指すのかで志望校や勉強への子どもの思いも変化します。明確な目標を決めながら塾を選ぶようにしましょう。

 

 

 

大越菜央