学校に行かないと決めた、12歳の哲学者が教えてくれること①

中島芭旺くんは10才のときに、自身の考えを記した著書『見てる、知ってる、考えてる』を出版し、全世界で累計17万部を突破している。

そんな中島芭旺くんが12才の今、インタビューに答えているのが興味深いので紹介したい。
BUSINESS INSIDER JAPAN ビジネス インサイダー ジャパンリンクより
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○学校のシステムへの疑問から「前向きな不登校」に
―10歳にして本を出版されて、まわりからの反響は大きいのでは?
あまり、まわりの反応は気にしていないんです。学校の友達の接し方も特に変わったわけではありませんし、いつも通り。ただ、視野が広がったな、というのは実感しています。こないだ、ノルウェーで翻訳本が出版されたので現地へ行く機会があったのですが、どこに行っても自分で選択した生き方をすることを応援してくれる人はたくさんいるのだな、と感じました。僕と同世代で、「学校に行きたくないな」と感じている人に、「学校へ行かない」という選択肢があること、「10歳でも本が書けるんだ」ということ……何か少しでも感じ取ってもらえたらいいな、と思っていました。

―そもそも、ご自身の本を出版するきっかけはなんだったのですか。
9歳のころ、ホリエモン堀江貴文)さんが「自分の経験が商品になる」ということを発信されているのを見て、それで自分に関する本を書くことに興味を持ち始めたんです。母に相談してみたら、Facebookでよく見かけていたらしいサンマーク出版の高橋朋宏編集長のFacebookページを見せてくれて。「この方のような編集長と言われる方が本を作るんだよ」と教えてくれました。それで、僕は自分の勘を信じて高橋さんにメッセージを送ったんです。「僕の経験を本にしたいんです」って。お母さんにも言わないで、勝手に。それから、高橋さんと会って、本を出すことになりました。

―芭旺さんが小学校へ行かなくなったのは、なぜですか。
いじめがあったのもきっかけの一つなのですが、学校のシステムに「疑問」を持ったのが大きな理由でした。何かを勉強していて、すごく興味のあることでも、授業時間が終わると、勉強をやめないといけない。なんで2時間じゃなくて、50分とかそのくらいなんだろう、って。テストのときもそう。問題を早く解き終わったら、本を読みたいのに、「まだテスト中なんだから読んだらダメ」「ちゃんと見直ししなさい」と言われる。見直したとしても、10分もあれば終わっちゃうのに。勉強することは好きだったけど、学校のシステムが自分に合っていなくて、嫌いだった。それで、お母さんに「もう学校に行かない」と伝えたんです。

―お母さまはどんな反応でしたか。
「よく言えたね」って。それまで特に相談はしていなかったんですけど、僕が学校に行きたくないのに気づいていたみたいです。「学校へ行かない」と決めたときには、怖さもありました。「友達に嫌われてしまうんじゃないか」って。そんなときに背中を押してくれたのが、『嫌われる勇気』という本でした。この本に教わったのは、好きなことをやる勇気を持つということ。おかげで今、自分の本を出したり、こんなふうに取材を受けたりすることができています。僕は不登校はひとつの才能だと思います。それは不登校するという決断を出来るという才能。自分を信頼できるという才能。(『見てる、知ってる、考えてる』より)
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蔵端敏博