世界的にも、日本の教員は社会人経験の少なさは異常

学校、議員、弁護士、医者、建築家など、「先生」と言われる職業はたくさん存在する。何も社会を知らない若い頃から「先生」と呼ばれ、無能の自覚がないまま歳月を重ねると「世間知らず」の烙印をおされるのはどの職業も同じだ。しかし、その中でも大学を卒業して直ぐに学校に就職し、学校しか知らない教員は、とりわけ世間知らずが多い。

諸外国と比較すると、日本の先生の社会人経験の少なさは際立っているようだ。経済協力開発機構が2013年に実施した「国際教員指導環境調査」のなかには、各国の中学校教員を対象に、教職員以外の経験の有無を調査したデーターがある。

日本は、教員以外の社会人経験がない教員の割合は8割にのぼるのに対し、アメリカではたったの2割。8割の教員はなんらかの社会人経験があり、3割以上は10年以上の社会人経験がある教員だ。イギリス、スウェーデンも同様に、社会人経験のある教員は7割以上を占め、少し少ないフランスでも4割弱が社会人経験のある教員だ。日本と韓国は、ともに2割しか社会人経験のある教員はおらず、10年以上の社会人経験ともなると僅か数%と極端に少ない。

こんなデーターもある。
教員よりも社会人経験数が長い割合は、日本では3.2%しかいないが、アメリカでは32.4%もいる。カナダ、イギリス、メキシコ、ブラジル、オーストラリアも概ね3割程度は社会人経験数が長い教員で占められている。

このデーターが示すのは、日本の学校とは、いかに社会と隔絶された場になっているかということだ。社会が求める人材を育成するのが学校の本分だが、現実は、社会と隔絶した世間知らずの教員が教壇にたち、一方的に子ども達に勉強を強制している。これでは、社会に必要な能力が育成されないばかりか、子ども達の活力はどん底にまで落ち込み、社会に出る頃には死人のような有様になる。日本の教育改革とは、教員改革であるということが世界との比較から見えてくるのではないだろうか。

参考HP
News week「世間知らず」の日本の教師に進路指導ができるのか
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匿名希望SY