“学校の当たり前” を見直す 公立中学の挑戦

東京の公立でもこれまでの当たり前を見直して、改革を図っている中学校があります。中間テスト、期末テストの廃止など、こうした取組みにマスコミが向い出したのも、良い潮流。

大きく、学校が変わっていくきっかけになればと思います。


■“学校の当たり前” を見直す 公立中学の挑戦
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AI=人工知能 などが普及する中で、今後どのような人材を育成するのか。学校教育の新たなあり方を考える議論が国を挙げて進められています。

そうしたなか、校則やテストなど 学校で当たり前になっていることを次々に見直し、注目を集める公立中学校があります。改革のキーワードは、 “自律” です。

東京・千代田区立の麹町中学校

学校でひときわ目を引くのが、私服姿の生徒たち。
「一週間半くらい私服で登校できる日を作りました」というのは、生徒会長。今月(7月)、生徒会の主催で実施した私服登校日。学校が細かく決めていた服装のルールを、生徒も交えて見直しています。

改革を進めるのは、校長の工藤勇一さんです。

「私服を着てみないと 制服の良さもわからない」
未来を生きる生徒には、自分で判断し 行動できる力が必要だと考えてきた工藤さん。しかし、学校は生徒の “自律” を妨げているのでは と感じてきました。
「学校は “これをやりなさい” “あれをやりなさい” と言いますよね。 “言われたことをやる子ども” が育つじゃないですか。子どもはだんだん自分で考えることをやめている」

学びも、自律を最優先に考えた結果、ことし、中間や期末など一発勝負のテストを廃止しました。
その代わり増やしたのが、再挑戦が可能なテストです。教科ごとに一定の範囲が終わると実施し、成績には 点数の高い方を反映。

ねらい通り、分からないことに、自ら取り組む生徒が増えたといいます。
数学科主任の戸栗大貴教諭は「以前は、子どもたちは点数を意識して、振り返りに身が入らなかった。自分が間違えた問題に取り組む姿勢は、前とは比べものにならない」といいます。

“学校の当たり前” を見直す工藤さんの改革に、いま、全国から視察が相次いでいます。

(略)

学校を、生徒それぞれの自律が実現できる場に変えていく。

未来が不透明だからこそ、いま、教育の本質が問われていると工藤さんは考えています。

「自分が社会をより良くしていきたいと思ったり、すてきな大人になりたいと思ったり、そういう場所に学校はなるべきだと思う」と話していました。

 

 

 

 

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