普通高校に行かずに、通信制高校を選ぶ人が増えている

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2017年8月3日、未就学期から大学卒業後の進路までを追った「学校基本調査」の平成29年度速報値が文科省から発表された。そのデータによれば、高校への進学率は98.8%となっている。高校は義務教育ではない。しかし進学率98.8%という数字から見れば、高校進学は当然のこととなっているのが現実と言えるだろう。

このような背景のためか、高等学校等就学支援金が支給されるようになり、家庭の経済状況に関わらず高校進学の機会が得られるようになった。
しかし、高校の課程別・編入数など、関連する数字を細かく見ていくと、高い高校進学率とは別の側面が見えてきた。

■全日制高校進学する生徒数が減少する一方で…
高校進学率は非常に高い水準にあるにも関わらず、少子化の影響からか、高校入学者は毎年約1万人ずつ減少しており、学校数も減少傾向にある。しかし、高校課程の1つである通信制高校の傾向は逆だ。入学者数も学校数も右肩上がりなのである。

■高校の退学者と不登校の数
文科省の調査によれば、平成27年の高校中退者は49,263人(1.4%)。不登校者は43,563人(1.5%)となっている。ただしこの数字は年間に30日以上休んだ人のものであるため、ボーダーラインにいる生徒を含めれば、割合はもっと増えるだろう。

全日制高校では、出席日数が足りず単位が取得できなければ、留年や退学ということになるため、退学者には不登校者が多く含まれると考えることができる。

■中退となった学生の進路は?
平成22年、内閣府が高校中退後2年以内の人に対し行った現状調査では、「働いている」が最も多く56%、そのあとに在学中31%、求職中14%と続いた。
「働いている」が半数以上を占めるが、その内訳を見ると、家業や事業を行っている人が6%、正社員が17%、フリーター・パートが77%と、非正規雇用に従事する人が大半だ。

では、退学後に再び学業の道に進んだ31%はどうだろう。
在学中の内訳を見ると、最も多いのが通信制高校で50%。そのあとに全日・定時制高校が33%、大学が11%と続いている。
なお、高校への編入については、平成27年度に発表されたデータでは通信制が85%、定時制が11%となっているため、実際は中退後に通信制高校編入する人の割合はもっと多いと予想される。
また、大学へ進学している人が11%存在するが、大学進学のためには高校卒業資格か、高卒認定を取得する必要がある。そこで、高卒認定についても調査すると、平成28年度は高卒認定を受ける人の57%が高校中退者であるということが分かった。

■98.8%が高校へ行くが、みんな同じ正解に向かうわけではない
98.8%という高校進学率の中には、通信制高校を選ぶ生徒もいれば、不登校や中退から通信制高校高卒認定という新たな道を見つける人も含まれている。

どんな選択をしようとも、だれも正解を知らないのだから、何を選んでも間違いではないだろう。大事なのは、本人が持てる選択肢の中から納得して選べるかどうかだ。
それが、仕方なくの選択だとしても、積極的な選択だとしても、自分に合う場所や方法に出会えるのであれば、結果オーライと言えるのではないだろうか。

 

 

 

匿名希望