2040年 大学の偏差値ランク崩壊 学部・学科も崩壊 中教審の中間まとめ

自然災害や経済破局など、まったく何が起こるかわからない時代に、国家の基本となる教育はどう変わっていくのだろうか。

暗記教育や偏差値偏重教育は続いているのか。

今から22年後、2040年にはどう社会が変化し、とりわけ大学・高等教育はどうなっているのか、文科省中央教育審議会・大学分科会将来構想部会が6月28日、50ページにわたる中間まとめを公表した。(リンク

それによると2040年は、「第4次産業革命ともいわれる、人工知能(AI)、ビッグデータ、Internet ofThings(IoT)、ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会の在り方そのものが大きく変化する超スマート社会(Society5.0)の到来」が予想されるとしている。

こんななかで、人々は「仕事の仕方や、身に付けておくべきスキルや能力を現在想定されているものから大きく変化」させざるを得ないと予想、「幅広い知識をもとに、新しいアイデアや構想を生み出せる力」、さらには「AI が持ちえない人間だからこその能力としての創造性やコミュニケーション能力」を身につけることがますます重要と指摘している。

では、大学・高等教育はどうなっていくのか。

中間まとめを要約してみると、

①18歳人口減少で大学入学者減、社会人のリカレント(学び直し)増。
②大学は産業界との連携を強め、社会で役に立つ実学主義に。
③学部・学科制度から、文系理系を問わない学位取得制度、大学間での単位交換制度も。
④大学教員の多様化、社会人登用増加。
専門職大学の新設。

こういう時代が来ると、いまの偏差値中心の大学受験制度は崩壊。

学部、学科どころか、いまのような大学そのものが崩壊する。

受験生らはいかに偏差値ランクが高い有名大をめざすかではなく、いかに社会で役に立つ学びが出来るかで、進学先を選ぶことになる。

2020年の大学入試改革から、さらに変革がすすみ、入試は様変わりするでろう。

2040年はまだまだ先のこと、ではない。実社会の変革スピードはそれよりもっと速い。

 

 

 

 

林英夫