インターリーブ~別のことをさしはさむ学習法の威力

学びあいや5分間勉強法を推し進めていく上での脳科学的や認知心理学の知見の整理。

『脳が認める勉強法』『使える脳の鍛え方 成功する学習の科学』などから要約する。

○インターリーブ(学習)→別の事をさしはさむ学習法の威力

→まずもって、反復学習に対する根強い信頼。とにかく繰り返したくさん練習すれば伸びるということへの信頼。

ただ、現在分かっているのは、それは事実ではなく、変化を取り入れた練習が本番の応用力を高める、ということ。(逆に反復練習を重ねると、向上のスピードが遅くなることも分かっている)

関連性のあるもの、もしくは違う物を混ぜて学習する事を、認知心理学では「インターリーブ(学習)」という。実は、音楽やスポーツの世界では昔から取り入れられている方法。

例えば、音楽なら読譜、聴音、分析、理論、曲の練習を変わるがわるやっている。

そのテクニックが、ロバート・ビョーク博士らの実験(2006年)により、学習の基本原則に加わった。氏曰く、「ある情報を他の事柄と関連付けて習得すると、はるかに大きな学習効果がある」と伝えている。(成果が約15%向上する) 

※学習の中身だけではなく、学習する環境も変えていったほうが学習効果が高くなることも実験の結果分かっている。

※インターリーブ学習の際のポイントは「時間が来たら必ず中断して次の勉強に移る」ということ。これを「ツァイガルニク効果」という(中断された物事の方が頭に入りやすい)。

○生成(練習)→想起(練習)→精緻化(練習)
生成:習う前にまず自分でやってみる

想起:忘れた頃に思い出すようにやってみる(再読するのではなくあくまで「思い出す」)

精緻化:自分ごと=人に説明する

どちらの書籍にせよ、最近の脳科学的知見から科学的に勉強法を追求すると見えてくる事としては

・ちまたの勉強常識(≒学校教育の勉強法)は間違いだらけ

・誰でも「学ぶ力」は改善できる

という点。

という視点が共通している。

 

 

 

千葉裕樹