「予備校は必要ない」「自分たちでできるようになりたい」という高校生たち

最近自習室に来る高校生と話す機会が増えていますが、高校生の意識が大きく変化していると感じます。「予備校に通っても意味がない」と話す高校生が増え、「自分たちで勉強する場を作っていく」という意識が強くなっているように思います。実際に高校生から出てきた話を紹介したいと思います。

●わかりやすい授業は求めていない

数としてはまだまだ予備校に通う高校生は多いようですが、話をしてくれた高校生が口をそろえて言うのが、「わかりやすく解説してくれる授業は求めていない」ということです。テレビでも紹介されているように、予備校の講師は強烈なキャラクターと、独特の語り口調や切れ味鋭い解説を前面に押し出して、アピールしています。しかし、「わかりやすい解説を聞いて分かった気になっているのでは?」「授業は全部受身で、やらされているだけになっていないか」と感じる生徒もいるようです。つまり高校生たちは、「分かりやすい解説をしてくれる先生」「カリスマ性のある講師」は求めていないということ。

予備校に通っている生徒たちも、「高い授業料を払って成績が上がらない」「予備校に通っているのに満足して、成績を上げようという気持ちにならない」と言う声も増えているそうです。

●自分たちでやりたいという意識が強くなってきている

自習室に来てくれる高校生たちが言うのは、「どうやって勉強を進めればいいのか教えて欲しい」「みんなで課題を進められる場を提供して欲しい」ということです。特に上位高に通う生徒ほど、勉強習慣や分からないところの解決法は身についているので、無駄に解説を聞いたり、講師に課題を決められるのではなく、自主管理をして進めていきたいという生徒が多いようです。

とても可能性に感じたのは、ずっと講師が解説をしている授業しか受けてこなかった生徒たちが、「このままじゃやばい」「自分たちで進められるようになることが、一番効率が良いのでは?」と思い始めたところ。わかいやすい解説を聞いているだけでは、自分の実力になっていないと感じる生徒が増えたというのは、今までになかった流れだと感じています。

●子供たちの方が、2020年のセンター廃止に対する危機感は強い

特に現高1世代はセンター試験廃止の一期生になるので、「解法を暗記して、点を取るだけの力では足りない」という思いは強いようです。予備校に通うと成績に対する厚いサポートは得られますが、それだけでは今後の入試は突破できないと感じている生徒が増えてきています。2020年以降の入試では面接や小論文などの、人物面や論理能力など、実際の社会でも求められる力が試されます。そんな入試になるのに、未だに分かりやすい解説ばかりする授業には辟易している高校生も多いようです。


以上のように、ただ分かりやすい解説をしてくれるだけの授業は、もはや求めていない高校生たちが増えています。塾離れがどんどん進んでいく中、「予備校は必要ない」という生徒が増えていきそうだと感じています。

 

 

 

匿名希望