学ぼうとする3つの理由~今、求められるのは感染動機

先日、「子どもの好奇心の伸ばし方」という講演会が行われた。そこで、SAPIX YOZEMI GROUPの高宮敏郎共同代表は、宮台真司氏の著書『14歳からの社会学』にある「学ぼうとする3つの理由」について言及されたそうです。

>「人が何かを学ぼうとするときには、競争動機、理解動機、感染動機がある。競争動機というのは勝ったら嬉しいということ。理解動機というのは分かったときの喜び。もう一つの感染動機というのは、なじみが薄いかもしれないが、一言で言うと憧れ。こういう人になりたいといったモチベーション。」

宮台氏の著書は2008年に出版されたものですが、この3つの動機の内の『感染動機』は、今最も必要とされる重要な動機だと思う。我々大人が子供たちの憧れの存在になれているか。改めて自分の日々の仕事を思い返すいい機会となった。

感染動機と聞いて、スポーツ選手への憧れがぱっと頭に浮かんだ。子供の頃、スポーツ選手の素晴らしいプレーに魅了され、できもしないのに夢中になってその選手のプレーを真似ていた。その時、頭の中には「できる・できない」ではなく、「自分もやってみたい」という思いしかなかった。

大人の役目は、子供たちにこの『感染動機』をいかに与えられるかにかかっているのではないか。

そういった意味では、日々仕事に取り組むとき、「できる・できない」と考えるより「まずやってみる」という行動に移すことを意識したい。我々大人が夢中になって仕事に取り組む姿勢が、子供たちへの感染動機となれば、日本人の活力低下問題は改善に向かうと思う。

 

 

 

長安