本当に子供の力を伸ばす学校

東京都町田市にある玉川学園は、幼稚部から大学院までを擁する総合学園としての特性を生かし、同一キャンパス内で独自の一貫教育を実践しています。そこでは一貫教育の効用を最大限活かし、単元ぶつ切りのカリキュラムを脱し、探求型教育を展開して注目されているので紹介します。リンク(リンク
課題を自ら発掘し答えを探索する力は、社会人にとって必要な力です。こうした玉川学園の取組みは是非広がって欲しいものです。

・・・・・以下引用・・・・・

教育の3本柱として「全人教育」「探究型学習」「世界標準の教育」を掲げる玉川学園。その中でも探究型学習では、特色のあるプログラムを数多く実施している。

その一つがSSHスーパーサイエンスハイスクール)の中での取り組みだ。指定を受けた2008年以来、国際舞台で活躍できる科学技術人材に必要な「創造力」と「批判的思考力」の育成のため、これまでにさまざまな課題研究を行ってきた。

例えば「SSHサンゴ研究」では、沖縄・石垣島でフィールドワークを行ってサンゴの白化現場を調査。大学や研究機関の専門家のアドバイスを受けながらサンゴを校内で水槽育成し、成長したサンゴを海に移植するなど、サンゴやサンゴを取り巻く環境の研究を行ってきた。
そのサンゴ研究の指導を行うSSH主任の今井航教諭は、「ポスター発表などで専門家の質問にも堂々と受け答えしているのを見るとき、生徒たちの成長を感じます。SSH3期目となる今年度からは、アウトカムシート(※)を使って主体性を涵養し、“社会との共創”を実現できる人材を育成していきたい」と抱負を語る。

玉川学園の特色であるこうした「自由研究」は、創立者が提唱した「自学自律」を具現化したものだ。教科学習や芸術、スポーツなどさまざまな分野から、自分の興味や関心に基づいてテーマを決め、担当教員にアドバイスを受けながら、自発的に1年間を通して研究に取り組む。研究成果は、学校行事や外部の大会やコンテストで積極的に発表する。

「中学の自由研究は教科発展型ですが、昨年度は8年(中2)の生徒が“バナナ果皮の褐変理由を探る”というテーマで研究を行い、日本学生科学賞の東京都大会で最優秀賞(中学の部)を受賞するなど、レベルの高い研究も行っています」と伊部敏之中学部長は語る。
9年(中3)では1年かけて “学びの技”の授業で論文作成のためのスキルを養い、高校に入ると課題研究型の自由研究が始まる。

高校の自由研究は、五つのカテゴリーの中から関心のある分野を選択、課題を設定して、最終的には6000字の論文を書き上げる。

「自由研究で一番重要なのは“課題の設定”をする力なのですが、そのために必要なのが創造力と批判的思考力。生徒たちが自由研究に取り組むことで、その力を向上させていることは、“批判的思考力テスト”(ベネッセ教育総合研究所との共同研究)によっても客観的に示されつつあります」。そう説明するのは、長谷部啓高等部長だ。

大学入試改革で問われるのは、まさにその批判的思考力であり、同校が伝統的に取り組んできた自由研究の延長線上にある。同校の真価が発揮される時代になってきたといえる。

※「アウトカムシート」…長期目標としての自分の姿や、現状の姿、当面の目標やこれから実践することなどを書き込むシート

・・・・・引用終わり・・・・・

 

 

 

孫悟空