娘をハーバード大に現役合格させた母の家庭学習法②

リンク より

■義務教育は学校で、それ以外は家庭で

私の子育てのモットーは、「義務教育は学校に外注、それ以外は家庭学習」。

家庭学習では、親が得意なことを子どもに伝授するのが基本と考えてきました。

娘が6歳になるまでに私が教えたのは、日本語(漢字)、英語、算数、音楽、体力づくり。大分のような地方都市では珍しく自動車免許を持っていない私は、普段からよく歩くのですが、娘が幼い頃は毎日のように2人で散歩しました。

子どもなら散歩でも十分体力づくりになりますし、歩きながら道ばたの草花を愛でると、季節の移ろいを味わうこともできます。

私は「子どもは未来人」だと考えてきました。未来からやってきた子どもたちからみたら、今の世界は“自分たち未来人のまったく知らない、遅れた文明の世界”です。今の地球の仕組みをまったく知らない彼らに、「ナゼこんなこともできないの」「何回やってもナゼできないの」と言ってもムダです。

彼らの住む未来は、コミュニケーションに文字は不要で、気象も正確に予測でき、○○地所が宇宙に家を建てているかもしれないのです。今の私たちの文明レベルを理解してもらうには、文字・数式・芸術・コンピュータなど現代の私たち大人が使っているあらゆる「記号」を一つひとつ丁寧に根気よく説明し、森羅万象を楽しめるよう“おもてなしの心”で接するのです。

■問題は解かず、答えを丸暗記

私は娘に学校の勉強は平日にこなし、週末は学校の勉強ではなく、「人生勉強」をするように幼い頃から促していました。

私自身は学校の勉強を重視していなかったのもあり、娘に提案したのが「学校の宿題は解かずに答えを丸写ししながら丸暗記する」ことでした。

先生が生徒を信頼して、解答つきの問題集をそのまま配布し、それを宿題にすることがあります。そこで答えを丸写ししつつ丸暗記。答えを暗記してから提出するので、決して「サボった」ことにはなりません。問題を解く時間をカットして理解を優先したまでです。

ただし、宿題を拒否するのは社会のルールに反するので、きちんと提出すべきでしょう。ならば宿題の本来の目的である「学習」をすればよいわけで、解くと時間がかかる問題は丸写し&丸暗記すればよい。こうして余った時間は有効に使うのです。

私は、娘が幼い頃から休日になるとささやかなホームパーティを開いていました。私自身が友人や知人と楽しくおしゃべりする機会を作り、娘にはさまざまなバックグラウンドを持つ人たちと触れ合ってほしかったのです。

それぞれのゲストが持ち寄って手料理をふるまっていると、おいしいご飯の評判を聞きつけて外国人も訪問してくるようになりました。彼らと英語で会話を交わしているうちに、娘の英語力と国際的な社交力もかなり底上げされたようです。

子どもの頃からこうした交流を通じて場数を踏んでいれば、社交性や社会性は無理なく身につきますので、これは大人になっても役立つ人生勉強になるのではないかと思います。

■自分の子供時代を追体験しながら──

宿題は答えを丸写しでいい、だけではなく、他にも、模試を受けるな、成績1番にこだわるな、塾に通わない、など、私が娘に言ってきた勉強の方針はいろいろあります。あらためて考えるとロクなことを言っていないようですが、このくらいドラスティックなことをしない限り、時代に先を越されてしまいます。

いま流行っていることは、すでに時代遅れ。常に時代の先を読みながら子育てをしたいと思ってきました。私にとっての子育ては「娘が明るく楽しい未来を実現してくれるためのお手伝い」。子育ては親が自分の子ども時代を追体験することでもありますから、ぜひ楽しみながら、何らかの家庭学習の参考にしていただけたらと思っています。
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転載おわり

 

 

 

橋口健一