学校もそろそろ世間から見捨てられる時期に来ているのではないか

職業柄、大阪の高校生と話をする機会が多い。
その高校生達が口を揃えて言っているのは、「学校の授業が全然面白くない」「頭を使う場面が少なすぎる」ということ。

その生徒達は、自分達が主体的に取り組む授業≒アクティブラーニングをもっとやってほしいと心から願っている。

その生徒達の内の一人が通う学校の校長先生と話をする機会があった。
校長先生曰く、「グループ形式になって生徒達主体でやることだけが“アクティブ”ラーニングではないですよね。一見、講義型に見える授業でも生徒達の頭が“アクティブ”になるものもたくさんありますし」

実態として、生徒達の想いと校長≒学校側の想いは大幅にずれている。

そのような実態もある中で、学校側は現在どのような意識で取り組んでいるのか?
 『高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査 2015: 第一次報告書(リンク)』から大阪府の高校におけるデータをピックアップしてみた。


学年団として参加型学習に取り組んでいる学年がある  15.7%(16.2%)
教科として参加型学習に取り組んでいる教科がある   74.1%(75.5%)
学校全体として参加型学習に関する目標を掲げている  30.6%(22.8%)
参加型学習の推進に関する具体的な計画を策定している 16.7%(13.4%)
参加型学習の内容を含む校内研修を行っている     30.6%(29.3%)
教員に対し、参加型学習に関する校外研修や勉強会への
参加を推奨している                 44.4%(46.1%)
参加型学習の実施について、校内の会議などで積極的な
呼びかけを行っている                25.9%(29.8%)
※( )内は全国合計値

上記結果は2015年段階のもので、そこから多少は進んでいるだろうが、現在の高校生達の実感を聞いていると劇的に変わっているとは思えない。

おそらく、『教科として参加型学習に取り組んでいる教科がある』の74.1%の大多数が前述した校長先生と同じような発想ではないか。
『参加型学習の実施について、校内の会議などで積極的な呼びかけを行っている』の25.9%という数字あたりが実態ではないかと思われる。

文科省が高大接続改革について動き出して約5年。
そろそろ世間から見捨てられる時期に来ているのではないか。

 

 

 

 

匿名希望