学校から目覚めるとき

ほぼ1年ほど前の記事であるが、日本の学校教育に関して根底から問題を掘起している【ホームスクールクラブ】リンクから「学校から目覚めるとき」という記事を紹介します。

■学校から目覚めるとき

メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループが今後10年程度で国内外1万9000人の人員削減を検討していることが分かった。金融と情報技術(IT)を融合した金融サービス「フィンテック」の広がりで銀行以外の新興企業が台頭し、事業環境は厳しくなることを予想し、先に手を打ったところだ。(読売新聞より)
人員整理をしないことを約束して台湾、鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープを買収したがその約束はあっさり反故にされ、すぐ黒字転換した。

大企業に入社しこれで定年まで安泰と考えていた正社員はいま何を考えているのだろうか。有名大学を卒業し、大企業で安定した人生設計を考えて、受験勉強に励んでいる人たちは考え直した方がいい。

零細企業のわが社も少なからぬ人を採用したが、大卒より高卒の方がよほど働くし、頼りになった。応募に来た人に何ができますかと聞くと「部長ならできます」と言われた時は、こんな人が本当にいるんだと呆れてしまった。入社しても大卒をひけらかす人に限って、ほとんど仕事の役に立たなかった。

大卒はほとんどが中大企業に入社するが、有名大学を卒業した人が各部署を転々として出世していくのが通例だ。だから昔から移動をしない高卒女子の方が現場知識が豊富で、数年で移動していく人はいわゆるお局さんに依存し、業務を理解しようともしない人が多い。そういう人がいずれ経営陣に入る。頭はいいが現場をきちんと理解していないから、机上の空論を振り回して現場が疲弊していく。
その結果が、日本の大企業の偽装につながっている。

前回も書いたが、彼ら学校では秀才で通した人たちである。遊びもしないで塾に通い、テストに好成績を上げて、先生からも親からも周囲からもちやほやされ、変なプライドばかり高いが、コミュニケーション能力はほとんどゼロだ。そういう人で日本の経済界は成り立っている。(原発産業もしかり)

しかし世界はITやAIで急展開をし始めている。2045年のシンギュラリティを待つまでもなく、仕事は次々とコンピュータに奪われ、二つの分野が残るだけになるだろう。

第一はコンピュータに指示する分野、第二ははコンピュータでは対応不可能の介護などの分野。そして第二の分野は次々なくなっている。最初に挙げた銀行も第二の分野である。少し遠いが第一の分野もいずれコンピュータに侵食されるようになるであろう。

英文の文書を読むのに苦労して、グーグルの翻訳ページ(無料)に入れてみたら、まっとうな日本語が一瞬で出てきた。2年前には原文を見比べないと意味不明な日本語だったが、昨日やらせて見たらほぼ完ぺきな日本語になっていて唖然とした。2年前はこれだけの翻訳を頼むと数万円していたのが0円、わずか2年で「隔世の感」である。科学関連文書に関しては翻訳業が成り立たなくなる日が見えてきた。英語の授業なぞ全く役に立たなくなってしまう。

第一分野の旗頭、ジョブズは大事なことは「情熱」と「想像力」だと言ったが、学校では情熱を持ては多動性障害と言われ、想像力は注意力散漫とみなされ、画一化の罠に落ちる。学校というシステムの指示通りに動かない子どもは排除され、指導死やいじめ、そしてその先のブラック企業や過労死につながっている。こうやって日本の子どもたちはスポイルされ自らの人生と、日本の未来を破壊しているのだ。

天動説を信じられていたころは、地動説を主張した人は火あぶりに刑に処せられ、物笑いの種になったが、今は地動説が常識である。学校が諸悪の根源であると言えば火あぶりに刑に処せられる時代ももうすぐ終わり、笑い話になる時代が来るだろう。

 

 

 

雲渓