もっと早く知りたかった教員ができる「いじめをなくす方法」

・学校の現実の把握から
まずはマッピングによる問題の可視化をします。マッピングは、職員と生徒の実際の体験から始めます。職員と生徒へのアンケート調査、会話、観察、そして文書の分析などの様々な方法でマッピングをすることができます。そして職員、教員のキャパシティも把握しておくことも重要です。いじめの状況を正確に把握することなしに、手段を打つことは不可能だからです。

・すべての人をまきこむ
大前提として学校に関わるすべての大人は学校内外にかかわらず、平等、差別禁止、民主主義など学校の基本的な価値観を共有しておくことが求められます。これらの価値をなんとなく、意識するのではなく、常日頃から意識できている状態でないといけません。これは「システム化」することによって、常に意識できるようにしなければなりません。

・専門家なのは生徒自身
学校を安全に保つこれらの活動に、生徒自身をに関わってもらうことが必須要件です。生徒は、学校の対策の計画段階、実施、評価のすべての過程において参加していることが不可欠です。そうすることで、その取り組みは地に足のついたものとなり、結果的に効率よく、効果的にできるようになります。なぜなら、いじめは子どもたちの日常生活で起きているからです。学校では子ども・若者自身が専門家ということです。

・合意形成する
すべての職員は、暴力へとつながる臨界点がどこにあり、もしそれが起きた時に何をすべきなのかを知っていないといけません。また保護者も同様です。生徒も職員も、学校が大事にしている価値が破られたきがどういう時か、そしてどのように反応すればいいのかという合意形成をしておくことが重要です。保護者に関わってもらう方法の一つに、保護者会で、侮辱的な言動などについて議論し、学校や家庭でこのような問題について話し合うためのガイドラインを作成するという方法も一つの手です。

・明確な制度設計
いじめは、長期的な視点で透明性の高い体制を整備して対処する必要があります。誰が何に責任をもって対応し、誰が何のスキルを持っているかということを明らかにして、仕事の手順を明確にしておく必要があります。

 

 

 

 

匿名希望