主体性を生み出すコツは?

自分でやりたい!と思ったことと、「やれ」と命じられたこと。
どちらの方が、成果が上がるでしょうか?

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学習に不可欠な統一・一貫性だが、実は、この本能にはやっかいなクセがある。自分の身が危うくなったとき、数の多いほうに統一・一貫性を働かせてしまうのだ。
このクセが出てしまうと、人間は正しい、正しくないといった正否の判断を誤ってしまうことになる。

これは政治課題の選択などでよく見られる現象なのだが、ある政治課題について、自分はAという選択が正しいと思っていても、多くの人が「Bが正しい」と言いだすと、それに引きずられてBを選択してしまう。
薄々間違っていると思っていても、人間はどうしようもなく数に引きずられてしまう存在なのだ。まさに「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というわけだ。

統一・一貫性の本能には、もうひとつ落とし穴がある。
それは、新しい発想を受け入れたがらないというクセである。
統一・一貫性は似たような発想、自分に馴染み深い発想に対して拒絶反応を示すことはない。しかし、新しい発想に出合うと、強い拒絶反応を示す。
別の言い方をすれば、正しい、正しくないを判断できるということは、独創性を発揮しないことが前提になっているのだ。いつも新しい考えを受け入れて、自分の考えがコロコロ変わるようでは、正しさの基準が年中変わることになってしまうというわけだ。

数の多いほうを正しいと思ってしまい、新しい発想を拒絶しがちな統一・一貫性の持つクセは、当然、学習の障害になってしまう。では、このクセの持つマイナス面は、いかにすれば克服できるのか。

鍵を握るのは自己報酬神経群である。
自己報酬神経群とは、「自分でやりたい」という本能を生み出す部位である。自分のやりたいことを成し遂げることが、脳にとってのご褒美になるように働く。
考える力を鍛え、勝負に強くなり、目標を達成するためには、何事にも「自分でやりたい」という自己報酬神経群の機能を高めることが大切となる。

自己報酬神経群は、人から「やれ」と命じられたときには、ほとんど働かない。やれと言われて嫌々勉強をしても、自己報酬神経群が働かず思考が起こらないから、結果として、すぐに忘れてしまうことになる。
したがって、自己報酬神経群を働かせようと思ったら、人の作ったマニュアルでも、自分だったらこうやるといった自分なりの方法を考え、それを大切にするといいだろう。

また、教える側の人間は、「ああしろこうしろ」と言わないほうがいい。強く叱るのもタブーだ。叱られると、「自分を守りたい」という本能が働き、叱られないことばかり考えるようになる。これでは「自分でやりたい」という本能が機能しない。

 

 

 

匿名希望