学校任せだと子供の才能が潰れる根本理由(2/3)

yahooニュース リンク より、以下転載
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アメリカやオランダではMI理論を教育現場で活用

 アメリカでは、1980年代にガードナー博士がMI理論を発表した直後から、個性化教育の実践の柱として学校現場に取り入れられていった。

 「子供の得意分野を見いだし、得意な方法で学習させて評価するのが、個性化教育です。たとえば、子供が得意や興味にあわせて科目を選べるようにしたり、さまざまなタイプの教材を用意した学習コーナーを設置したり、プロジェクト学習をさせたりします。プロジェクト学習では、子供がそれぞれ得意分野を生かして役割分担をして、課題を進め、発表します。さまざまな知能の子に向いた学習方法を用意し、皆が力を発揮できるように工夫されているのです」(松村さん)

 「子供の幸福度」の調査で1位になったオランダで人気の教育法「イエナプランスクール」でも、MI理論が子供の能力を考える時の土台となっている。たとえば言語的知能が劣っていても、ほかに高い知能があれば、そこに着目し、得意を伸ばそうと教師も親も考える。そのため子供は、劣等感を持たずに自分を伸ばしていくことができる。

 「親はどうしても苦手なところに着目して、それを克服させようとしてしまいます。でも、そうではなく得意分野を伸ばしたほうが、秀でた能力を持つことができます(グラフ参照)。苦手を克服する教育では、どの力もまんべんなく伸びるものの、学習エネルギーが分散してしまい得意な分野を伸ばすことができません。ぜひ、得意を伸ばす学習方法を家庭で取り入れてほしいと思います」(松村さん)

 たとえば、身体的知能が高い子は、教科書を音読したり、算数なら具体物を使って手を動かして考えさせたり、理科も実験をさせると記憶に残りやすくなる。こうした本人が得意とする学習方法をすることで、あまり得意ではないという判定だった論理数学的知能など、他の能力も自然に伸びていくという。

■チェックリスト わが子は8つの知能のうちどれが最も秀でているか

 それでは、「8つの知能」別に得意とする学習方法を紹介していこう。

 最初に、自分の子供がどの知能が秀でているか別表でチェックしてほしい。各知能の有無を調べるべく、松村さん監修のもと、それぞれ5つのチェック項目を用意した。該当する項目が一番多いところが、秀でた知能ということになる(チェックのついた項目が同数の場合はどちらも秀でている)。知能は複合的なので、いくつか当てはまりそうなものがあればどれも試してみよう。

■子供のタイプ別の向いている学習方法はこれだ

 そして、下記が該当する知能に適した学習方法だ。ぜひ家庭で取り入れてほしい。

 <言語的知能が高い子>に向いた学習法

 文字や言語を処理する能力が高く、読み書きが得意な子。口頭で言われたことを聞き取る能力も高いので、教科書を使って先生が説明する学校教育に向いている。テストでの記述や作文もお手のものなので、成績がいい子が多い。教科書や問題集を使って、これまで通りの学習をさせていこう。

 <論理数学的知能が高い子>に向いた学習法

 抽象的な思考能力が高く、物事の筋道を考えたり、因果関係を見つけたり、関連づけたりすることが得意な子。科目の中では算数(数学)、理科などが秀でている。問題集を与えると自学自習で伸びていく。暗記科目が苦手な場合は、因果関係を意識させよう。理科の植物は、自分で分類図を書かせてみる。歴史上の人物は、相関図を抱えると記憶に残りやすい。

つづく