全世代が、私権社会の閉塞を心底から実感している!・・元農水事務次官の事件他への反応から

全世代が私権社会の閉塞を心底から実感している!と感じる記事があったので投稿します。以下、週間:事実報道 2019年7月18日 弟220号から引用です。

<最近の引きこもり、若者の「自己中」事件が契機―――
保護者の意識 明らかな変化>
登校中の児童が被害にあった川崎の無差別殺傷事件など、根っこに「引きこもり問題」がある大きな事件が最近続けて起きました。子を持つ親としは他人事ではない事件です。世の親御さんたちはどう反応しているのでしょうか。読者の方からの投稿で紹介します。

20年近く教育関連の仕事に携わってきましたが、この1週間ぐらい保護者面談や保護者電話をしていると、今まで成績圧力が強かった複数の保護者の様子が明らかに変化してきています。
その要因に、元農水事務次官の息子の引きこもり問題や、川崎の無差別殺傷事件などがあるように思います。引きこもりは、典型的な活力衰弱の問題としてクローズアップされますが、中でも、超難関の有名中学に合格したものの、まともな人間関係能力を身に付けていないことも一因となり完全な引きこもりとなっていた「元農水事務次官の息子殺傷事件」などは、親世代と同じ40代の問題なので。保護者自身を直撃しているようです。

●やる気を引き出したい親が増えている
 近年起きている学歴上位といわれている大学生の事件の多さ。例えば、東大生、慶応大学の医学部生らの婦女暴行事件、阪大生の暴力事件、東大女子学生の放火事件など、高学歴者の犯罪が最近枚挙にいとまがありません。
 保護者の方々は、引きこもりという活力衰弱問題と、高学歴者の「自己中」事件の多さが重なり、強制圧力を加えて勉強させると、「活力バツ」で引きこもりになるかも、またはいい点取って学歴を手に入れても、自分第一になってしまうかもという、全く方向性が見えない状況に陥っています。
元農水事務次官事件の話をすると、当然知っているし、他人事とは思えない感覚があるようです。
 だからこそ「目先の高校や点数ではなく、子供のやる気が一番」という言葉を連発する保護者が増えています。
 
 これまでの学歴重視の世の中、親や教育者の勉強の強制圧力が、意欲も心もつぶされ精神が育たずに身体だけ大人の「自己中」を増産していました。

 その事実に目を向け、そのことを真摯に反省し、子供のやる気を引き出す環境を作っていきたいと思っています。
引用終わり

知れば知るほどに近代観念に支配された社会の矛盾を感じる。しかし、その歴史もたかだか明治以降の100年の話。もっと言うと、‘70年代の貧困が消滅した後、しばらくはまだ近代観念の輝きがあったので50年の話だろう。その綻びがここ数年で加速している。その理由は。勉強の強制圧力を直に受ける、小学生、中学生、高校生。そして、学歴の光と影を直に経験してきたその親。その両者共々が身をもって実感する時期だからだろう。
この社会問題に対する答えは、政治家も学者もマスコミも出せていない。最近の選挙放送を見ても不毛な否定合戦に終始している。

親子の当事者の実感からも、社会を動かす役割の高学歴者の話からも収束先を全く感じられない。

そこを突かれた結果の事件だし、それを口にして、先がないことを実感した親が、「子供の活力」ということを深くとらえ始めた時期と言える。子供はもう限界に来ている。両者が共にわかり合をしたらどうなるだろうか。

大きな地殻変動が起きていることを実感する記事だと思う!

 

 

 

酒井俊