世界一子どもが幸福な国「オランダ」の教育法~遊びを中心にした教育~②

世界一子どもが幸福な国「オランダ」の教育法~遊びを中心にした教育~①の続き


②目に見える保育環境

4つの基礎石をベースに、ピラミッドメソッドでは遊びと学びの保育環境が充分に整えられた保育室を提唱しています。その中でも、目に見える形で遊びを準備することは、子どもが自主的に遊びに取り組むため、自律性を養うために重要です。準備された遊びのコーナーのどこで遊ぶのか、子ども自身が選択をして少人数のグループ、または一人で遊びます。

③保育活動「プロジェクト

ピラミッドメソッドにおけるプロジェクトは、断片的になりがちな日常の保育活動の中にテーマ性とねらいを明確に与える保育方法です。プロジェクトのテーマは11ヶあり(大きさ、数、色と形、家など)、ひとつずつではバラバラのように見えても、様々なテーマのプロジェクトを徐々に難易度をあげながら、3年間繰り返し取り組むことで、子どもの発達は八つの発達領域すべてにおいて促されます。
子どもは日々の遊びや経験を通して学びます。子どもの興味に焦点を当てたプロジェクトでは、子どもに寄り添った身近で具体的な話題で遊びに引き込み、テーマに沿った遊びの活動をグループ全体で、小グループで、そして一人で行ううちに、次第に距離をおいた抽象的な概念の獲得へと子どもたちを導きます。その活動の姿は、「保育者 対 子どもの集団」という一方的な伝達による教育風景ではなく、「保育者と子ども、子ども同士」という相互的な学びであることを大切にしています。また、充分に遊べていない子どもに対する保育援助としてのチューター(より専門性のある保育者)カリキュラムや、保護者活動のカリキュラムも充実しています。

(*)・・・ピラミッドメソッドでは、子どもの発達を個性・情緒・知覚・言葉・思考・空間と時間の理解・運動・芸術という八つの領域に分類しています。

●保育が変わると、子どもも保育者も変わる!

ピラミッドメソッドを導入された保育園・幼稚園さんからのお声で多いのは、子どもだけではなく、保育者にも変化があることです。少しだけ、ピラミッドメソッドを導入された園の声をご紹介。
書籍『世界で一番幸せな子どもたち』にも導入園の変化が掲載されていますので、参考にしてください。

こどもの変化:
・安定して、しっかりと遊びを満喫している。遊びにも広がりがある。
・子どもたちの言語表現が具体的になった
・自分で解決しようとする力がついた
・自主性が育ち、一人ひとりが自信をもって活動している

保育者の変化:
・子ども一人ひとりの顔がよく見え出したことで、配慮が必要な子に寄り添いやすくなった。
・プロジェクトの準備により、新に気づくことや使う言葉が増えた。
・子どもとのやりとりが増え、手ごたえややりがいを感じて保育の楽しさを実感。
・保育者同士の意見・情報交換が活発に。

ある園長先生は、「子どもとの関わり方や探究心など、今まで埋もれていた保育士たちの力が見えてきた。保育に核ができたことは、保育士にも子どもにも同じように核となり、全体的に安定した」と話してくださいました。

 

 

 

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