社会や企業が大卒以上という条件を外せば、人々の意識が変わる

「いい大学、いい企業、いい生活」のために、必死に勉強してきた親世代。
大学に進学した生徒の数=高校教員の評価だという成績収束し、進学ありきで指導する教員。
学校に近い人ほど、まだまだそういった思い込みが強く残っている時代。

なぜ残ってしまうのか?どうしたらこの古い価値観を越え、新しい可能性に人々が向かっていくのか。
以下の記事において、その切り口が明確に現れているので、紹介します。

"社会や企業などの受け入れ側が「大卒以上」という条件を外せば、「学歴だけではなく実力で勝負が可能」という風潮が生まれる"

リンクより
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▼なんとなく、大卒以上
新卒や中途採用の応募要項に、最終学歴や応募条件という項目があります。そこに、
┌─────────────┐
| 採用応募条件:大卒以上 |
└─────────────┘
と書かれている会社がとても多くあります。それは、大学を卒業していないと、応募条件に満たさないという企業の意識表示です。

未だに多くの企業でそのような条件が書かれている現状ですが、その条件は、いつ誰が設定したのでしょうか。その多くは、慣例であり、変更する必要がない(あるいはその意識がない)ことがほとんどです。もちろん、「どうしても大学卒業じゃないとダメ」というケースもあるでしょう。たとえば士業や教員など、仕事をする上において、資格取得のための最低条件が大卒であるという場合です。これを例外とするなら、それ以外については、さほど大きな意志もないのです。
「これまで、大卒だったから」
「現状の社内が、ほとんど大卒だから」
「高卒よりも、大卒のほうが成長しているから/経験をしてそうだから」「高卒を採用しても、すぐにやめそうだから」
「高卒を採用/育成した経験がないから」
(企業アンケートより)

 意志のある大卒条件ではなく、実態は「なんとなく大卒以上」なのです。


▼専門性の低い大卒なら、高卒のほうがよっぽどいい
多くの企業経営者は、

 いい人材なら、学歴なんて関係ないと、

誰もが口にします。しかし、採用条件では未だに「大卒以上」と書かれたままです。とある「高卒採用」を昔から行っている会社の経営者は、最近、更に高卒採用を推進しているといいます。

 専門性の低い大卒なら、高卒のほうがよっぽどいい
 入社してから専門性を高める教育をした場合、高卒のほうが素直で成長が早い
 (IT会社 経営者 談)

 もし、大卒の要件が必要なら、入社後に通信などで大学に行って資格要件を満たしても良いはずです。(しかしこの士業などにおいても、大卒が受検資格であるということは、大きな疑問ですが・・・)

また、高卒の離職率が高いと言われた時代もありましたが、最近では大卒の離職率が高まっているため、ほぼ変わらない状況になりつつあります。もう、大卒以上という応募条件の縛りを入れている理由は、なくなりつつあるようです。


▼大卒じゃないと採用してもらえない時代は、そろそろ終わる 
 いまのところ、「なんとなく大卒以上」が蔓延している採用市場ですから、

 大卒じゃないと採用してもらえない

と、学校も親も本人も考えてしまうのは仕方ありません。

 しかし、昨今の日本の大学は定員割れが続き、受ければ入れる「全入学」という言葉さえ出てきている状態です。
「入試は難しく卒業が容易」と言われる日本の大学において、「入試も容易、卒業も容易」になってしまいつつあります。
その大学も、ほとんどの大学生は大学入試までが勝負で、入学後の4年間を「エンジョイ」する傾向にあります。
本来の大学という「専門性を高めるための学び」とはほど遠く、企業では「新入社員の意識や専門性の低下」が大きな課題になっています。

 企業はこれらの課題に対し、海外からの人材調達や高卒採用といった「国籍・学歴不問」の採用が広まりつつあります。入社後の成長や活躍が全てであり、社会人になってから学歴というのは過去のタグ/ラベルの一つでしかありません。「国籍・学歴不問」の採用はこの1~2年で急速に広がるでしょう。

もちろん、専門性を高めたいということで大学進学することはとても良いことです。
しかし、学歴だけを得るために大学に行って、4年間という時間と多額の学費を無駄にすることは、これからの時代には似合わない選択であるのは間違いありません。
社会や企業などの受け入れ側が「大卒以上」という条件を外せば、「学歴だけではなく実力で勝負が可能」という風潮が生まれることを期待します。
そして、そのような競争力の中で日本経済が成長することが、未来の社会や教育のありかたを変えていくことになるのだと思います。

(以上)

 

 

 

たかじん